今回は、キャンベルタウン・モルト・ウイスキーの特集です!
他は〇〇地方とか島とかなのに何でキャンベルタウンだけ特別扱いなの?って思ったことありませんか?
それには理由が!この記事ではその秘密にも迫ります。
というわけで今回は、
- キャンベルタウン・モルト・ウイスキーとは?
- キャンベルタウンのウイスキー造りの歴史
- キャンベルタウン・モルト・ウイスキーの味や特徴
- キャンベルタウン・モルト・ウイスキーおすすめ銘柄5選!
の内容でお送りします。
まずはキャンベルタウン・モルト・ウイスキーのご説明から!
キャンベルタウン・モルト・ウイスキーとは?
スコットランドのキャンベルタウンという港町で造られるシングルモルトのことです。
キャンベルタウンはアイラ島とアラン島に挟まれたキンタイア半島の先端付近にあります。
キャンベルタウンは地方ではなく、都市の名前です。
何故、ハイランド地方やローランド地方などという地方ではなく、キャンベルタウンという都市だけが特別に区域分けされているのでしょう?気になりますね。
それはキャンベルタウンのウイスキー造りの歴史を紐解くと見えてくるのです。
キャンベルタウンのウイスキー造りの歴史
キャンベルタウンはかつてはウイスキー造りがとても盛んで、キャンベルタウンだけで34もの蒸溜所があったそうです。
そのため、キャンベルタウンはスコッチ造りの中心地とされていました。
だからキャンベルタウンだけが特別に区域分けされているのですね。
大西洋を渡る船の航路として港が栄え、ウイスキーは貿易でも需要が高かったのです。
しかし、ウイスキー事業を拡大するあまり原料の大麦や資源が枯渇、酒税の増税でコストダウンを余儀なくされ、粗悪なウイスキーを造って人気が下がるなどの要因がいくつも重なり、ウイスキー事業は衰退してしまいました。
今ではスプリングバンク、グレンスコシア、グレンガイルの3つの蒸溜所しかありません。
グレンガイル蒸溜所はスプリングバンク蒸溜所の姉妹蒸溜所です。
この3つの蒸溜所が造り出すウイスキーの味とはどのようなものなのでしょう?
キャンベルタウン・モルト・ウイスキーの味や特徴
キャンベルタウン・モルト・ウイスキーの特徴としては港町らしい潮風を感じるような香りや塩味がすることが挙げられます。
オイリーで、塩味と甘みのバランスが良い美味しいウイスキーが多い印象ですね。
それでは、キャンベルタウン・モルト・ウイスキーのおすすめ銘柄をご紹介しましょう。
キャンベルタウン・モルト・ウイスキーおすすめ銘柄5選!
キャンベルタウンの3つの蒸溜所からリリースされているシングルモルトをご紹介します。
どれも美味しい銘柄ばかりなので、是非お試しくださいね。
まずはスプリングバンク蒸溜所からのご紹介です!
スプリングバンク10年
スタンダードボトルのスプリングバンク10年です。
人気銘柄ですね!
アルコール度数46度、700mlで8,000円前後とお安くはありませんが、自信を持っておすすめできるボトルです。
ピート香と潮の香り、バニラやフルーツの香り、オイリーで塩味とはちみつや洋ナシのようなフルーツの甘みが絶妙にマッチしています。
私は15年も大好きなのですが、お値段は13,000円ほどと高くなってしまいます。
15年はシェリー樽原酒使用で、ドライフルーツやチョコレート、ベリーの風味が贅沢で美味しいですよ!
まずは10年からお試しいただくのがおすすめです。
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次もスプリングバンク蒸溜所からピーティーなボトルを!
ロングロウ
ロングロウはスプリングバンク蒸溜所がピートのみで48時間乾燥させた麦芽を使用して造るヘビリーピーティータイプのウイスキーです。
非常にピート香が強いですが、バニラのように甘くクリーミーでリッチな飲み応えがありますよ。
アルコール度数46度、700mlで5,000円台で手に入ると思います。
よりピーティーな味わいを求める方におすすめです。
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次もスプリングバンク蒸溜所から限定ボトルのご紹介です。
ヘーゼルバーン10年
ヘーゼルバーン10年のご紹介です。
ノンピートで3回蒸溜したウイスキーで、毎年発売はされるものの数量が限られていてあまりネット以外ではお目にかかりませんね。
アルコール度数46度、700mlで6,000円台くらいで手に入るようです。
オイリーな舌触りと酸味と甘みがバランス良く調和した味わいが特徴的です。
ご興味のある方は是非お試しください。
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次はスプリングバンク同様、移り行く時代の波を乗り切って操業を続けているグレンスコシア蒸溜所のボトルをご紹介します。
グレンスコシア15年
グレンスコシア蒸溜所からは15年ものをご紹介。
もう少し安い価格帯のダブルカスクなどもあるのですが、取りあえずしょっぱかったので少し高くなりますが、こちらの15年をおすすめすることにしました。
アルコール度数46度、700mlで7,000円台で手に入ります。
バーボン樽原酒とシェリー樽原酒をヴァッティングして造られているので、シェリー樽要素が効いています。
潮の香り、塩バニラとドライフルーツの甘みとスパイスのバランスがとてもいい感じです。
熟成感もあって美味しいですよ。
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次はグレンガイル蒸溜所からリリースされたシングルモルトをご紹介します。
キルケラン12年
グレンガイル蒸溜所のシングルモルトはこのキルケランという銘柄です。
こちらもバーボン樽とシェリー樽原酒を使用していますね。
ピートと潮の香りにバニラの甘い香りもします。
塩味とはちみつの甘み、メロンのフルーツ感、ほんのりビターチョコの苦味もある複雑な味わいが楽しめますよ。
アルコール度数46度、700mlで5,000円台くらいで手に入ります。
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おすすめ銘柄のご紹介はこれで終わりです!まとめに入りましょう。
まとめ
キャンベルタウン・モルト・ウイスキーについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
海を感じさせる潮感が魅力的なウイスキーばかりでハマってしまいますね。
お値段は割と高めなのですが、損はしないと思っています。
それではまとめますよー。
- キャンベルタウン・モルト・ウイスキーとはスコットランドのキャンベルタウンという港町で造られるシングルモルトのことである
- キャンベルタウンはかつては34もの蒸溜所があり、スコッチ造りの中心地であったが現在は衰退し、3軒の蒸溜所を残すのみとなっている
- キャンベルタウン・モルト・ウイスキーの味わいは潮の香りや塩味が特徴的でオイリーな酒質のものが多い
以上です。
衰退したとはいえ、人気銘柄も根強く残すキャンベルタウン・モルト・ウイスキー。
これからも注目していきたいですね。
それでは今回はここまでです。
みなさま、ごきげんよう!!