蒸留所① ザマッカラン蒸留所

マッカラン蒸留所        

蒸留所を毎回ご紹介する記事をスタートさせて頂きます。それぞれ蒸留所の歴史や拘った特色を知る事で口にするウイスキーを数倍にも楽しんで頂ければと思います。

初回にご案内させて頂くスコットランドで最も有名な蒸留所の 1 つであるマッカランは、1824 年にスペイサイド地方に設立されました。40年前までは無名のブランドで、主にブレンデッドウイスキーの生産が行われていました。1978年に蒸留所に入所したヒュー・ミトカーフが元シェリー樽の使用に重点を置き始め、マッカラン ブランドは今日の姿になりました。世界で3 番目に売れているシングルモルトウイスキーであり、古いウイスキーはオークションで高額の落札価格を更新し続けています。

地域: スペイサイド
設立: 1824年
所有者:エドリントン・グループ
容量: 1,500万リットル
ウェブサイト:https ://www.themacallan.com

ザマッカラン蒸留所は、元シェリー樽でウイスキーを熟成させることで有名になりました(2004年からは部分的にバーボン樽も使用し始めています)。当初、彼らはシェリー酒がスペインからイギリスまで運ばれる樽を使用していました。生産者がすでにボトルに入ったシェリーの輸出を開始したとき、必要な樽の別の供給源をマッカランだけでなく探す必要がありました。これにより、シェリー生産者とウイスキー生産者の間で新たな貿易協定が締結されました。スペインの新しいオーク樽に若いシェリーが詰められ、数年間注入されます。その後、彼らはスコットランドへウイスキー熟成用として送られます。

2018年6月、ザ・マッカランは新しくモダンな蒸留所をオープンしました。新蒸留所は建築の宝石と称され、多数の受賞しています。36 基の蒸留器で、年間 1,500 万リットルの蒸留酒を生産できます。旧蒸留所での生産は中止され、蒸留所は保存されました。

現在、同社の主力製品は 3 つのスタイルで構成されています。元シェリー樽のみで熟成されたシェリー オーク(12 年、18 年、25 年、30 年) 。
ヨーロピアンオークとアメリカンオークの元シェリー樽で熟成されたダブルカスク(12年、15年、18年、30年、および年齢表示のないゴールド)。ヨーロピアンオークとアメリカンオークの元シェリー樽とバーボン樽(12年、15年、18年)で熟成させたトリプルカスク

オフィシャルボトルのマッカラン12年は口に含むと、シェリー樽で熟成されたレーズンのような豊かな香りを感じます。

次に感じるのが深いコク。そして、喉を通っていくときに華やかな香りが鼻を突き抜け、しばらくの間はその余韻に浸れます。

画像・出典:マッカラン

👤福本和真 https://fukumotominority.hatenablog.com/

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