広島から世界へ挑戦。桜尾ウイスキーの海と桜尾蒸溜所(旧中国醸造)を紹介

桜尾蒸溜所(SAKURAO DISTILLERY)とは

(引用元:https://www.sakuraodistillery.com/)

広島県廿日市(はつかいち)市桜尾、北は中国山地、南は瀬戸内の海があり、世界遺産・宮島の対岸にSAKURAO DISTILLERYはあります。

1918年創業の中国醸造が2017年、創業100年を機にこれまでの酒造の技術力を活かしたウイスキー造りをするためにSAKURAO DISTILLERYを設立。

社名も株式会社サクラオブルワリーアンドディスティラリー(サクラオB&D)に変更。グローバルな時代だからこそ、会社のある桜尾の地から世界へという意味をこめて、新しい一歩を踏み出しました。

酒造の老舗であるサクラオB&Dからは様々な酒類が発売されており、世界初の紙パック容器の日本酒もサクラオB&Dが開発しました。ウイスキーとともにジンもリリースされています。ウイスキーでは「桜尾」や「戸河内」などシングルモルトやブレンテッドがリリースされ世界中の愛飲家に愛されています。

中国醸造時代から100年培ってきた技術

桜尾で蒸留酒や清酒など酒造りに邁進してきた旧中国醸造。実は1938年頃からと早々にウイスキー作りをしていたのですが、1980年代に休止。ウイスキー造りをはじめるまでは焼酎が半分以上を担っていました。これまで培ってきた酒造の技術があるとはいえ、SAKURAO DISTILLERYを設立する際には当時の知識や技術をもった社員はおらず、一からのスタートでした。

2018年に設立したSAKURAO DISTILLERY

日本ではまだウイスキーは流行っていなかったのですが、世界でジャパニーズウイスキーが評価されはじめた頃に転換期がきました。フランスの業者が訪ねてきたのをきっかけに、2008年には戸河内にあるJR西日本の鉄道用試掘トンネルを活用した貯蔵庫に保管されている原酒と、輸入原酒をブレンドしたブレンテッドウイスキー「戸河内ウイスキー」を販売、輸出しはじめました。

 

2017年に創業100年の記念事業としてウイスキー造りを再開。再びウイスキー造りをするにあたって西洋の伝統的な蒸留方法を学び、これまで培ってきた酒造りの技術力を活かすSAKURAO DISTILLERYを設立。市場にどんな価値を提供できるかと模索しながら、本場の技術力と歴史、価値観を学びながら形にしていきました。海外の蒸留所を何か所もまわり毎日試飲をして、蒸留器を見学し学んだそう。

広島の風土と瀬戸内の潮風でつくるウイスキー

(引用元:https://www.sakuraodistillery.com/

創業の地、桜尾でシングルモルトウイスキーの製造を開始。「食の楽しさを伝える」という理念をもち、酒造してきたサクラオB&D。土地により様々な表情をみせるウイスキーは、瀬戸内の海と中国山地の山それぞれを有する広島だからこそ個性的なウイスキーを製造できます。中小企業だからこそ数で勝負するのではなく、その地の良さを活かしたウイスキー造りをおこない、広島の良さを世界に届けています。

 

シングルモルトウイスキーを主力に

2017年から本格的にはじめたシングルモルトのウイスキー造り。製造開始から数年が経ち2021年に「桜尾」と「戸河内」をリリースし、国内外のウイスキーファンを魅了しています。風土が色濃く映し出されるウイスキー。シングルモルトで海と山それぞれの特徴を色濃く映し出された味わいを楽しめます。

イギリス伝統の蒸留方法を特注の蒸留器で再現・製造

本場の蒸留所を訪れ世界観やウイスキー造りを学び、再現。麦芽のみでつくるモルトウイスキーは個性の強いこだわりの行き届いたものになっています。

蒸留器はドイツのメーカーに特注したものを用意し、工程の細部までこだわりぬいています。光り輝く蒸留器は工場見学で見ることも可能です。

特注の蒸留器でグレーンウイスキーを蒸留し、アルコール濃度の高いニューメイク(原酒)をつくっています。

海と山それぞれの特徴をいかした貯蔵庫

樽はバーボンやシェリー酒などの空樽を使用し樽詰めし、最低3年以上熟成します。SAKURAO DISTILLERY内と、戸河内にあるJR廃線区間のトンネル内の貯蔵庫で熟成。気温や風土が全く異なる2か所の貯蔵庫を利用することにより、個性的なウイスキー造りがされています。

 

SAKURAO DISTILLERYは海近くにあり、海からの温暖な空気と山から吹き下ろす風により大きな寒暖差があります。寒暖差が大きいと熟成が進みやすく、また海近くにあることにより、潮の香りを熟成樽がまといます。

戸河内にあるJR廃線区間のトンネル内の貯蔵庫は山あいの中にあり、1年を通して冷涼な空気が漂います。木々や新緑の空気を含んだ熟成樽で静かにゆっくりと熟成されています。

桜尾ウイスキーの商品と特徴を紹介

(引用元:https://www.sakuraodistillery.com/singlemalt/

海と山に囲まれ、自然に恵まれた風土にあるSAKURAO DISTILLERYでは、蒸留所内と廃線跡のトンネルの異なる貯蔵庫からそれぞれ個性的な原酒ができあがります。桜尾蒸留所からリリースされ、国内外に人気のあるシングルモルトウイスキーをそれぞれご紹介します。

シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾

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2022年6月に発売。創業の地、桜尾にあるSAKURAO DISTILLERY内にある貯蔵庫で、瀬戸内の潮風に磨かれたシングルモルト。熟成が進みやすい寒暖差のある貯蔵庫内で、3年以上熟成された原酒が使われています。フルーティーな香りとバニラのような濃厚な甘みと渋み、樽にしみ込んだ潮の余韻を楽しめます。マイルドで、ウイスキーにまだ慣れない初心者にも飲みやすい味わいです。

シングルモルトジャパニーズウイスキー戸河内

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2021年7月発売。戸河内にある廃線後のトンネルで1年を通して涼しい貯蔵庫で3年以上バーボン樽で熟成したシングルモルト。バニラのような香り、軽い口当たりとすっきりとした甘さ、爽快で切れのある余韻です。山間の冷涼な空気をたっぷりと含んだライトな味わいで、同時期に発売された「桜尾」とは全くことなる表情をしています。軽いフルーティーなものがお好みのかたはこちらをどうぞ。

シングルモルトジャパニーズウイスキー桜尾シェリーカスク

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2022年6月発売。桜尾にあるSAKURAO DISTILLERY内にある貯蔵庫で、2種類のシェリー樽を使い熟成。スティルマンがシェリーカスクを厳選、選抜しブレンドしたシングルモルト。やわらかく甘い香りが立ち上がり、フルーティな味わいとウッディーな余韻。数量限定で発売されたものですが、これからも発売の予定はあるそうです。こだわりの一杯をどうぞ。

 

ジャパニーズブレンテッドウイスキー「戸河内」

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戸河内の廃線跡を活用した貯蔵庫で醸造されたブレンテッドウイスキー。柔らかな甘みをもつ原酒、ミネラルや穀物感豊かな原酒とそれぞれ特徴のことなるグレーンウイスキーと、柔らかい甘みと適度なピート香のあるモルトウイスキーをブレンド。ライトな味わいとかすかなピート香を楽しめます。

桜尾の自然が育んだジャパニーズウイスキー

(引用元:https://www.sakuraodistillery.com/singlemalt/?id=sec-03

海の幸、山の幸の食の宝庫である広島でつくられたジャパニーズウイスキー。瀬戸内の海に近い蒸留所、廃線跡の冷涼な風土とそれぞれ個性的な貯蔵庫で醸造されたシングルモルトウイスキーはそれぞれ特徴的な味わいとなっています。広島の海と山で磨かれたウイスキーを、広島の食文化と一緒に、ぜひお楽しみください。

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