【2023年版】おすすめウイスキー飲み比べセット10選!

様々なウイスキーを一度に楽しめる飲み比べセットがおすすめ!

ウイスキー初心者にとって最大の難関は、ウイスキーに種類がありすぎることです。
世界には5大ウイスキーがあり、その中に多くの銘柄があり、さらにその中に製法や材料、年数による違いがあるなど、ひとつひとつ数えたら大変な数に上ります。もしその全てを飲んでみようなどと考えたら、果てしなく時間とお金が必要です。

この問題を解決する方法のひとつが、飲み比べをすることです。飲み比べの最大のメリットは、同時に二つ以上のウイスキーを飲み比べられるところにあります。当たり前のように聞こえるかもしれませんが、今日飲んだウイスキーの味を明日までちゃんと憶えていて、明日飲むウイスキーの味と比べることはかなり難しいことなのです。

二つ以上のウイスキーを同時に飲み比べることで、自分はその中のどのウイスキーが好きなのか、好きかどうかはわからないまでも、なんとなくどちらが飲みやすかったかくらいの感想は持てるようになります。
ウイスキー初心者が、最初から「このウイスキーはナッツの香りがする」などとはあまり言わないものです。
まずはウイスキー自体に慣れ、ウイスキーがおいしいものだということを自分の舌で味わえるようになるために、飲み比べを始めてみましょう。

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ウイスキー飲み比べセットの選び方ポイント

一口に飲み比べと言っても、どのような飲み比べをするのかでセットの選び方が変わります。
そもそも、何のために飲み比べをするのか、どうして飲み比べをしたいのか、その目的に合わない飲み比べでは意味がありません。
「自分に合ったウイスキーを探したい」といった漠然とした目的でもかまいませんので、目的に沿ったセットを選ぶようにしましょう。
ここでは、飲み比べセットを選ぶ際のいくつかのポイントについて説明します。

入手方法

ウイスキーには、入手しやすいものとそうでないものがあります。
日本国内での流通量がそれなりにあり、自分の普段の生活圏内で手に入りやすいものが最初のうちはおすすめです。
通販で購入してもかまいませんが、人気のあるウイスキーは、どうしても入手困難になりがちです。
ご褒美でたまに高級なウイスキーを買うのもかまいませんが、普段飲むウイスキーはやはり常に入手しやすく、できればストックしておけるのが理想的です。
こうした点を考慮すると、入手しやすいウイスキーのセットが理想的です。

種類

5大ウイスキーと言われるように、ウイスキーには大きく分けて5つの種類があります。
当然のことながら味が違いますので、最初にこの5大ウイスキーを飲み比べることができれば、自分の好みはどれに近いのかを見つける目安になります。
もちろん味の好みは年齢や経験で変化していくものですが、これから自分に合うウイスキーを探そうとしているのであれば、一度に5種類が手に入らなかったとしてもスコッチとバーボンの飲み比べセットといった、違う種類のウイスキーの飲み比べができるセットは理想的です。

予算

ウイスキーは決して安いものではありません。
しかも飲み比べをするということは、少なくとも一度に2本分の費用がかかるということですので、自分が今飲み比べにつぎ込んでもいい金額がどのくらいなのか、できれば決めておくのが無難です。
確かに高価なウイスキーには、熟成したうま味があります。
しかし、最初から高価なウイスキーに手を出すのではなく、スタンダードなウイスキーから始める方が勉強になります。
どんな世界の勉強でも同じですが、まず基礎をしっかりと学び、自分の中にウイスキーに対する物差しを作り上げることです。
そのためには、無理をせず予算内に収まるウイスキーから飲み比べるべきです。

好み

あくまで私の主観ですが、これまで一度もウイスキーを飲んだことがない人が、いきなり飲み比べをしたいとは思わないと考えています。
何かしらの機会にウイスキーを飲み、少しでもおいしいと思ったり、興味がわいたりしない限り、飲み比べという発想には行かないと思うのです。
それはもしかしたら会社の飲み会や、友人宅での飲み会かもしれません。
安いウイスキーの薄い水割りかもしれませんし、友人が大事にしていた1本かもしれません。
少なくとも、ウイスキーを口にして、おいしいとかまた飲みたいと思ったからこそ、自分に合うウイスキーを見つけたいと思ったに違いないと思うのです。
その最初に飲んだウイスキーをひとつの比較対象として、飲み比べをするのは間違いなくいい方法です。

流行

目的とは若干反する部分もありますが、ウイスキーには流行があります。
バーボンが流行したり、スコッチが流行したり、日本の小さな醸造所が作ったウイスキーが評判になったりと、話題にさえなることがあります。
人気が出すぎて入手困難になることも確かにありますが、外国産のウイスキーは流行している間は流通量も多くなることが多いため、逆に入手しやすくなる傾向もあるのです。
全くの初心者がいきなり流行りものから飲み比べをするのには賛成できませんが、ひとつの選択肢として憶えておいてもかまいません。

おすすめのウイスキー飲み比べセット

この記事を書いている時点で、実際に購入可能なウイスキー飲み比べセットを紹介します。
セットによっては途中で売り切れてしまったり、内容が変わってしまうものがあったり、入手できない場合も想定できますが、その時は本記事内でおすすめしている観点を参考に探してみてください。きっと、同様な飲み比べセットが見つかるはずです。

世界のウイスキーを飲み比べ! 5大ウイスキー 代表銘柄5本セット

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正に飲み比べセットのお手本とも言うべき、5大ウイスキーの飲み比べセットです。
スコッチ、バーボン、アイリッシュ、カナディアン、そしてジャパニーズのリーズナブルでスタンダードな銘柄をセットにしているため、自分がどのウイスキーに向かっていくのか、その最初の道しるべになってくれるセットと言っていい組み合わせです。

5本ともフルボトルで1万円でおつりがきますし、5種類全部、水割り、炭酸割り、オンザロックと飲み方を変えて比較してみてもまだ充分に残りますので、何回も飲み比べができるのもメリットです。

最初に5種類飲んで「これがいい」と思ったとしても、何回か飲み比べているうちに意見が変わるかもしれませんので、是非飲み切るまで飲み比べしてほしいセットです。

スコッチウイスキーの飲み比べ 700ml×6本セット

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自分の好みはスコッチウイスキーだと思ったら、あるいはスコッチウイスキーを好きになってみたいと思ったら、最初の一歩にいいセットです。価格もとてもリーズナブルですし、6本ともブレンデッド・スコッチですので、スコッチの中でも比較的飲みやすく、癖の強くないラインナップです。

ブレンデッド・スコッチの面白いところは、複数のモルトウイスキーやグレーンウイスキーをブレンドして作っているため、例えばあるスコッチを気に入ったら、その原料になっているモルトウイスキーも飲んでみたくなるといった、好奇心をくすぐる面もあるところです。その意味では、スコッチウイスキーを知りたいと思う人にもおすすめなセットです。

ブレンデッドモルトウイスキー 飲み比べ 3本セット

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正直結構いい値段の飲み比べセットで、初心者よりは中級者向けのセットです。
スコッチウイスキーは大麦だけを原料としたモルトウイスキーと、大麦以外の穀物を原料としたグレーンウイスキーをブレンドして作られますが、ブレンデッドモルトウイスキーは文字通りモルトウイスキーだけをブレンドして作ったウイスキーです。

個性的なモルトウイスキーをバランスよくブレンドしてありますので飲みやすい反面、モルトウイスキーの持つ強い個性も活かされているという特徴がありますので、スコッチウイスキーに飲み慣れてきたら試してみたいセットと言えます。
ブレンデッドモルトウイスキーはブレンドのバランスが難しいためそれほど多くなく、しかも飲み比べセットとしての販売はかなり限られているため、予算が許すのであれば試したいセットです。

スコッチ シングルモルト 地域別 10種 各100ml 飲み比べセット

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10種類のシングルモルトウイスキーを100mlずつオリジナルのボトルで飲み比べできる、夢のようなセットです。
値段は1万円を超えますが、代表的な10種類が飲み比べできるというメリットはなかなかありません。この10種類をもし全部フルボトルで買うと5~6万円しますし、同様にバーで10種類オーダーしたら、同じ値段でも半分以下の量しか飲むことができないのですから、それが1万円台で試せるのであればリーズナブルと言っていいはずです。

しかもこの10種類はシングルモルトの中でも特に代表的な銘柄を揃えていますので、シングルモルトをこれから勉強したいと考えている人には最適な教科書です。自分用はもちろん、スコッチウイスキーが好きな人や勉強したい人へのプレゼントにもふさわしいセットです。

バーボン飲み比べ4本セット

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バーボンの飲み比べをしたい初心者にとって、最適なセットです。
バーボンの中でも比較的有名で、しかも飲みやすい4本がセットになっていますので、炭酸割りやオンザロックで飲み比べてみることをおすすめします。このセットに入っているアーリータイムズは、以前のラベルには「ケンタッキー・ストレート・バーボン・ウイスキー」と英語で表記されていましたが、今のアメリカ国内用ラベルには「アメリカン・ブレンデッド・ウイスキー」と表記されています。並行輸入ものが手に入ればその違いがわかると思いますので、是非自分の目で確認してみてください。

国産ブレンデッドウイスキー飲み比べセット

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日本人には馴染みのある、サントリーのブレンデッドウイスキー3種類の飲み比べセットです。
どれも飲みやすいウイスキーですので、同じメーカーでもこれだけ味に差があるということがわかります。
日本のウイスキーは2010年あたりから次第に外国でも評価され始め、2014年のマッサンの放送によるウイスキーブームや、来日した外国人がお土産に買うなどの人気が出始め、品薄になったことで市場価格が上がっている状況です。

そのため国産ウイスキーであるにも関わらず入手困難で、メーカー希望小売価格で買えたらラッキーとさえ言われています。5大ウイスキーの中では一番日本人の味覚に合うように作られていますので、これからウイスキーを飲んでみたいという初心者には特におすすめのセットです。

ジャパニーズウイスキー飲み比べ3本セット

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同じくサントリーの飲み比べセットですが、こちらはサントリーの山崎蒸留所(大阪)、白州蒸留所(山梨)、知多蒸留所(愛知)のそれぞれシングルモルト及びシングルグレーンのウイスキーです。容量は180mlと少な目ですが、現在の価格高騰を考えるとこれはお手頃価格です。

サントリーに限らず、蒸留所ごとにウイスキーには個性がありますので、同じサントリーだと思って飲み比べるとおそらく驚くことになると思います。中でも知多は珍しく「シングルグレーン」と呼ばれていますが、これは原料が大麦だけではなく他の穀物も使われているためで、元々サントリーは最初からシングルモルトを販売していたわけではなく、あくまでブレンデッドウイスキーを作るために作っていたグレーンウイスキーを販売したものなのです。
ブレンデッドウイスキーを飲み比べたら、その次に飲み比べたいセットです。

デュワーズ12年・15年 2本セット

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ブレンデッドスコッチウイスキーの中でも有名な、デュワーズの12年と15年がセットになっています。
12年と15年のどちらも200ml入りのため、3000円以下で購入できるお手軽なセットで、飲み比べをするには丁度良いと言えます。200mlでは少ないと思うかもしれませんが、一般的なウイスキーのフルボトルは720ml前後ですので、200mlは約1/3に当たります。また俗に言うワンショットは30mlですので、6杯は楽しめることを考えれば充分と言えます。

スコッチの熟成年数は規則として決まっているわけではありませんが、一般的に10年、12年、15年、18年、25年、30年が多く、これらを並べて飲み比べることができれば、その差をかなりはっきりと感じることができるはずです。中でも12年はスタンダードとしての基準になりますので、3年経過して15年になったら何がどう変化するのかを一番比較できる組み合わせと言って間違いありません。その変化を感じ取ることができれば、スコッチウイスキーを熟成させることの意味がきっとわかるはずです。

アイラモルト 5種 テイスティングボックス

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スコッチウイスキーのことが少しわかってきたと思ったら、是非試してもらいたいのがこの飲み比べセットです。
スコットランドには750以上の島がありますが、その中の一つがアイラ島で、淡路島より少しだけ大きいにも関わらず蒸留所が9つもあり、スコッチウイスキーの6大生産地のひとつなのです。

スコッチウイスキーの独特の香りはピートと呼ばれる泥炭によるものですが、アイラ島の泥炭は海のミネラル、特に昆布に含まれるヨウ素が多く、独特の、人によっては薬品臭とさえ言われる香りを持ちます。飲みやすいスペイサイドのスコッチウイスキーから飲み始めた人にとっては驚きの香りだと思いますが、このセットにも入っているラフロイグとボウモアは特に人気のあるアイラモルトですので、スコッチウイスキーを語る上では避けて通れない道だと考えてください。各100mlずつですので3杯ずつ飲めば終わってしまう量ですが、もしかしたらこれでアイラモルトの虜になるかもしれません。

スコッチウイスキー 12年ばかり 各100ml 8種 飲み比べセット

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違う蒸留所のシングルモルトばかりを、100mlずつ詰め替えた飲み比べセットです。
比較的飲みやすいスペイサイドに始まり、ハイランド、ローランド、アイラと6大生産地のうち4つの代表的なシングルモルトが揃っていますので、同じ12年という熟成期間でありながら、生産地によってどれだけ違いがあるかをじっくり味わえる組み合わせになっています。

こうした飲み比べセットには大抵説明書きがついてきますので、飲みやすい順に並べておいて、飲みやすい方から順に試していくのが一般的です。また、こうした産地での飲み比べは滅多にできませんので、もし手間でなければA4サイズくらいのスコットランドの地図を印刷しておいて、蒸留所の位置にそれぞれのグラスを置いてゆっくりと楽しむのも面白い趣向です。スコッチウイスキーにはこれだけの幅があるということを、是非知ってほしいセットです。

さいごに

自分にとって一番おいしいと思うウイスキーを見つけてみたいと思ったら、迷わず飲み比べを始めてみましょう。
最初から何種類も並べてしまうと味が分からなくなってしまいますので、まずは2つを比べ、どちらをよりおいしいと思ったかを記録してみましょう。

もしどちらもおいしいと思って選べなければ、しばらく間隔をあけて再度飲み比べてみることです。その繰り返しを続けていくうちに、いつの間にか好きなウイスキーに出会える日が来ます。また、嗜好は年齢や経験によって変わっていきますので、今おいしいと思っているウイスキーが10年後には物足りなく感じ、もっと癖のあるウイスキーが好きになっているかもしれません。自分が年齢を重ねた分、味覚も経験を重ねていく、ウイスキーとは、そういうものです。

今あなたが目の前にしているウイスキーが、今のあなたにとって最高の一杯でありますように。

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