
2019年も残すところあと2ヶ月ほどとなりましたね。
今回は2019年に発売されたウイスキーと、これから発売されるウイスキーもご紹介していきます!
今年は人気銘柄の特別バージョンがたくさん発売されました。
数量限定販売のウイスキーが多いのでお見逃しなく!
国内外で新発売のウイスキー15銘柄の味、価格、入手方法などを詳しくお伝えしていきますよ!
2019年新発売のウイスキー15銘柄をご紹介!
今年は国内でも新発売のウイスキーがたくさんありました。
ニッカウヰスキーは宮城峡蒸溜所設立50周年で沸いてますし、北海道では新たなウイスキーブランドの立ち上げもありました。
日本のウイスキー人気は衰えることなく盛り上がっています。
もちろん、外国の人気ブランドも負けていません!
活気のあったウイスキー業界の今年の新作15銘柄をご紹介していきますよ!
それではニッカの新商品からのご紹介です!
ブラックニッカ ディープブレンド ナイトクルーズ
こちらは2019年5月28日に数量限定発売されました。
ブラックニッカディープブレンドをベースにしたウイスキーは昨年「エクストラスイート」が数量限定発売されましたが、今年は「ナイトクルーズ」と方向性を変えてきましたね。
ナイトクルーズは余市のヘビーモルト原酒を新樽で10年以上熟成したものとバーボン樽熟成の宮城峡カフェグレーンをブレンドしてあります。
コクのある甘みもありながらスパイシーでソルティな力強い個性的な味わいは好き嫌いの分かれるところかもしれませんが、ディープブレンドよりも口当たりが良く、飲みにくさは感じませんでした。
アルコール度数45度、700mlで定価2,000円でしたが、生産終了に伴い値上がりして現在は3,000円台で販売されているところが多いようです。
ストレートやロックでナイトクルーズという名前に相応しく潮の香りを感じながらゆったりとくつろぐも良し、ハイボールでピートの香りを楽しむも良しといった大人の贅沢感のあるボトルだと思います。
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次はブラックニッカリッチブレンドを使ったボトルのご紹介ですよ!
ブラックニッカ リッチブレンド コンフォートアロマ
こちらは2019年10月16日に発売されたばかりの数量限定品です。
リッチブレンドらしいシェリー樽モルト由来の甘い香りを存分に味わえるこのボトルは、フルーティーで華やかな香り、スムースな口当たりコクのあるスイートな味わいが楽しめます。
アルコール度数43度、700mlで定価2,000円です。
今ならまだ発売したばかりということで、ほぼ定価でネットでも手に入りますよ。
ロックやハイボールで華やかな香りを楽しんでください!
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次はサントリー碧Aoのご紹介です。
サントリー碧Ao
サントリー碧Aoは世界5大ウイスキーの7蒸溜所から原酒を集めてブレンドするという世界初の試みを実現したウイスキーです。
スコットランドはハイランド地方のアードモアとグレンギリーの2蒸溜所、アイルランドのクーリー蒸溜所、カナダのアルバータ蒸溜所、アメリカのジムビーム蒸溜所、日本はサントリーの山崎、白州の2蒸溜所から原酒を選んでいます。
ボトルは5大ウイスキーを表した5角形のボトルを採用、世界をつなぐ海の碧をネーミングに採用しています。
アルコール度数43度、700mlで定価5,000円(税抜)です。
春と秋に予約販売が行われ、現在は秋の予約販売中です。
数量限定のため一回の予約につき、ひとり2本までの限定となっています。
予約はサントリーイエノバサイトから、現在は2019年11月発送分を予約受付中。
10月10日~10月28日正午12時までの予約受付で11月8日から順次発送。
次回は2019年11月11日正午12時~11月27日正午12時まで予約受付で、12月12日から順次発送となります。
予約はこれで最後になりますので、欲しい方はお忘れなく。
amazonや楽天サイトでも5,000円台で手に入りますので、今すぐ欲しい方はそちらをご利用されるといいかと思います。
気になる味の方ですがそれぞれの個性を活かしたブレンドにより、甘く華やかな香りやまろやかな口当たり、程よいスモーキーさなど複雑な味わいになっています。
少量加水でひとつひとつの味わいを探すのも楽しいですし、ロックやハイボールなどさまざまな飲み方で姿を変える味わいを楽しむのもいいと思いますよ!
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次はジョニーウォーカーからの新作のご紹介です。
ジョニーウォーカー ア ソング オブ アイス
こちらは2019年11月26日発売予定のボトルです。
アメリカで人気のテレビドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」とジョニーウォーカーのコラボ商品になっています。
ボトル4本を別々の角度で並べるとダイアウルフの全容が現れるようデザインされているそうです。
気になる中身は商品名の「アイス」からスコットランド最北端の蒸溜所であるクライヌリッシュの原酒がメインに使われていて、さわやかな草の香りやバニラ、トロピカルフルーツの甘みも感じられる味わい深い一本になっているようです。
数量限定品でアルコール度数40.2度、700mlで3,000円台で販売されるようで、Amazonや楽天でもすでに予約を受け付けている店舗があります。
数量限定ですので興味のある方はお早めのご予約を!
ちなみにまだ日本での発売日は未定ですが「ジョニーウォーカー ア ソング オブ ファイヤー」もアメリカではすでに発売されており、こちらはドラゴンを描いたデザインのボトルで、中身はカリラをキーモルトにしたウイスキーなのだそうです。
こちらも発売が楽しみですね!
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次は北海道限定販売のウイスキーのご紹介です。
北海道限定ウイスキー 岳樺
2019年10月16日に発売されたばかりの北海道限定販売のウイスキーです。
国分北海道(株)がお酒の新ブランド「岳樺」(ダケカンバ)を立ち上げ、マルスウイスキーの本坊酒造と共同開発して造ったモルト100%のウイスキー「マルスウイスキー岳樺」を発売しました。
岳樺とは北地や高山の最上部に自生する北海道を象徴する樹木の名前だそうです。
アルコール度数43度、700mlで定価5,000円で販売されています。
気になるお味は、はちみつやドライフルーツのような甘い香りと程よいピート香が感じられる豊かなコクとなめらかな口当たりが特徴のウイスキーに仕上がっているそうです。
これからも北海道限定で岳樺を販売していくということなので楽しみですね!
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次はマルスウイスキーの新商品ですよ!
駒ヶ岳 リミテッド 2019
2019年瓶詰めの数量11,497本限定販売のシングルモルトウイスキーです。
アルコール度数はちょっと高めの48度、700mlで定価8360円です。
ネット販売ではほぼ定価でも販売されていますが、店舗によっては1万円を超える値段が付いているところもありますので、よく見てお求めになった方がいいようです。
原酒不足の中、努力してシングルモルトを造り続けてくれるのは嬉しいですね。
バーボン樽熟成のモルト原酒を主にヴァッティングしたボトルです。
熟れた柿やあんずの香りとマーマレードのような香りがして、メロンのような上品な甘みとまろやかな味わい、心地よい余韻が特徴のウイスキーに仕上がっています。
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次もマルスウイスキーの新商品のご紹介です。
マルス サクラカスクフィニッシュ
2019年瓶詰めの数量数量2,735本限定販売のブレンデッドウイスキーです。
アルコール度数40度、750mlで定価3,080円でしたが、生産終了して現在はネット販売では5,000円前後で販売されているようです。
桜材の樽で追加熟成した特別なブレンデッドウイスキーです。
原酒のやわらかいモルトの味わいに桜餅のような少し塩気も感じる甘みがあり、華やかで優しい香りが広がります。
めずらしいブレンデッドですが、優しい口当たりは女性にもおすすめできますね。
販売数が少ないため、あまり高値にならないうちに興味のある方はお早めにお求めください。
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次はマッカランの新商品です。
ザ マッカラン エディションNo.4
2019年9月24日に日本で数量限定で発売されたエディションシリーズの第4弾です。
海外では昨年2018年5月に発売されており、日本ではだいぶ遅れての発売となりました。
海外ではもうエディションNo.5も発売されていますが、日本での販売はまだ先になるようです。
このシリーズは世界中のマッカランファンから人気で、飲む用とコレクション用の2本買いするファンも多いです。
毎回明確なコンセプトを持って造られるこのシリーズですが、今回は昨年新しく建て直された蒸溜所をテーマに新時代への幕開けを記念したボトルとして、目指したのは「溌剌とした元気な味わいのシングルモルト」なのだそうです。
マッカランが所有する原酒の中からヨーロピアンオークのバット樽やアメリカンオークのホッグスヘッド樽など素材も容量も違う7種の樽の原酒をヴァッティングして造られました。
アルコール度数48度、700mlで希望小売価格18,000円でしたが、現在はネットで少なくとも3万円は下らない価格での販売となっています。
マッカランファンの私も当然手に入れたいのですが、お値段の関係であまり手が出せない状況で、買ってもきっともったいなくて飲めないと思うと余計手が出ないです。
今回のエディション4は、はちみつやジンジャーのような香りにスパイシーな味わい、後味はフルーティでオークの強い甘みもあり、マッカランらしい余韻の長さが特徴のようです。
マッカランは所有する原酒の種類が多いので、こういう少数生産のボトルも多いんですよねぇ。
もっと安くならないかなーと指をくわえて見てるだけの私なのでした。
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次はスモーキーで美味しいあの蒸溜所からの新製品のご紹介です!
アードベッグ スーパーノヴァ 2019 コミッティー・リリース
2019年10月2日に発売されましたが日本では業務用限定販売のため、なかなか入手困難です。
このスーパーノヴァというのはアードベッグ愛好家のグローバルネットワークである「アードベッグコミッティー」のメンバーに対し2009年から不定期にリリースされているもので、今回で5回目のリリースになります。
コミッティーには無料で入会できますが日本国内での入会者数は500人ほど、世界レベルでは4万5千人を超える会員数がいるそうで、その中でのリリース本数が会員数をはるかに下回る本数しかないのでかなり競争率が激しいのが現状です。
過去4回のリリース品がネットで出回っていますが、いずれもかなり高値が付いています。
今回のボトルはバーボンカスク熟成の原酒のみで造られており、アードベックの中でもピートの強いタイプにもかかわらず口当たりが良く、パンのような甘みがあるそうです。
アイラモルトらしい潮っぽいピート感ではなく燻製のようなピート感を感じられるとも言われています。
アルコール度数53.8度、700mlで2万円での販売だったようですが、現在ネットでは8万円を超える値段が付いており、ネットオークションでも5万円で即決と書いてあるものがほとんどです。
置いているバーを探して味見をする程度に抑えておくのがいいようですね。
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次はあのローヤルサルートから注目のブレンデッドモルトウイスキー発売のご紹介を!
ローヤルサルート21年 モルトブレンド
2019年10月7日に発売されました。
ローヤルサルート史上初のブレンデッドモルトウイスキーです。
「シングルモルトのシンフォニー」というコンセプトで、21種類以上ものモルトウイスキーがブレンドされています。
アルコール度数40度、700mlで定価は21,000円ですが、ネットではもっと安く買えるところも多いようです。
ローヤルサルートらしいなめらかな飲み口や桃のような甘みで、非常に飲みやすいモルトウイスキーに仕上がっています。
ローヤルサルートはこの秋からフラッグシップ商品の名前とデザインが変わり、従来の「ローヤルサルート21年」は「ローヤルサルート21年シグネチャーブレンド」と名前が変わりました。
ボトルデザインは形はそのままで首の部分のラインなどが若干変わっただけなのですが、この「モルトブレンド」も同じデザインのボトルになっています。
見分け方はシグネチャーブレンドは青をメインカラーにしており、こちらのモルトブレンドは緑をメインカラーにしているところです。
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ローヤルサルートから数量限定品も発売されますのでそのご紹介もしておきましょう。
ローヤルサルート21年 ブレンデッドグレーン
こちらが数量限定で2019年11月5日に発売される「ブレンデッドグレーン」です。
熟成期間21年以上のグレーンウイスキーのみをブレンドした希少なウイスキーです。
アルコール度数はちょっと高めの46.5度、700mlで定価は2万円です。
このウイスキーはアメリカンオーク樽で熟成したグレーンウイスキーを主にブレンドしているそうで、クリーミーな甘さに熟した桃やラズベリーのような香り、はちみつやマーマレードのような甘みとナッツのフレーバーも感じることができるそうです。
大きな丸い氷でロックでいただくと氷がゆっくり溶けて一口ごとに様々な味わいが楽しめるのでおすすめ!なのだそうです。
白いボトルも素敵ですね!
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次は台湾のウイスキーとして話題のカバランの新商品ですよ!
カバラン コンサートマスター シェリーフィニッシュ
台湾では2019年9月2日に発売されたカバランコンサートマスターシェリーフィニッシュです。
コンサートマスターのシリーズからは前作のポートカスクフィニッシュに続いて2本目のリリースとなるボトルですね。
アルコール度数40度、700ml入りですが、随時世界展開されるということでまだ日本では発売されていません。
前回のポートカスクフィニッシュも比較的お手頃な価格だったので、今回もたぶんお手頃な価格で手に入るのではないかと思います。
バニラの甘い香りやトロピカルフルーツの甘みとナッツがバランス良く混ざり合い、複雑な味わいを醸し出しているということです。
シェリーフィニッシュということですので、良い香りが期待できそうですね。
日本でのリリースを楽しみに待つとしましょう。
次は高いピート含有率で有名なオクトモアの新商品のご紹介です。
オクトモア 10年 サードエディション
過去に2度、数量限定品としてリリースされたオクトモア10年の3度目の数量限定リリースです。
今回は12,000本限定で2019年9月2日より国内で販売、蒸留時のフェノール値は167ppmと高くなっています。
原酒にオクトモア06.2と07.4で使用したものと同じ原酒を使っており、バーボン樽、コニャック樽、ポート樽、ヴァージンオークとさまざまな樽で年月を過ごした後にひとつにまとめられています。
アルコール度数56.8度、700mlで2万円ほどで販売されています。
スモーキーさとフルーティーさが合わさった芳醇な香り、ドライでスパイシーながら甘さも感じられる複雑な味わいで、10年という年月がフェノールを和らげています。
オクトモアは最もピーティーなウイスキーですが、ピーティーなだけではない要素を多く兼ね備えた10年ものも味わっておきたいものですね。
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次はまたジャパニーズに戻ってニッカのシングルモルトのご紹介です!
余市 リミテッドエディション 2019
宮城峡蒸溜所設立50周年を記念して造られた特別仕様のボトルです。
数量限定700本でホテルやバーなど業務用市場にて2019年3月12日に発売されました。
余市蒸溜所の1960年、1970年、1980年、1990年、2000年代と5つの年代から厳選された原酒を使用して造られたシングルモルトウイスキーです。
アルコール度数48度、700mlで参考価格30万円の設定で販売されましたが、ネット上では2倍くらいの値段が付いています。
麦のコクやダークチョコのようなビター感、オーク由来のバニラ香、力強いピートの余韻と余市らしさ全開のボトルになっているようです。
ボトルは黒のフロスティボトルに白い文字と高級感あふれるデザイン、余市蒸溜所の絵柄に余市の特徴である海も描かれています。
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次は同じく記念ボトルの宮城峡バージョンのご紹介です。
宮城峡 リミテッドエディション 2019
こちらも2019年3月12日に余市リミテッドエディションと同時に発売されました。
数量も同じ700本限定で、宮城峡蒸溜所の5つの年代から厳選された原酒を使用して造られたシングルモルトウイスキーです。
アルコール度数48度、700mlで参考価格が30万円というところまでも同じで、ネット上では50万円前後くらいの値段がついているようです。
宮城峡原酒らしいシェリー樽由来の甘く芳醇な香りとコクのある豊かな味わい、ほのかなピートの余韻を楽しめるボトルになっています。
ボトルには宮城峡蒸溜所と宮城峡の特徴である森がデザインされています。
宮城峡蒸溜所では50周年特別企画展も行われていて、宮城峡蒸溜所設立に至る原点や過程をニッカウヰスキー創設者竹鶴政孝氏の言葉を引用しながら紹介しています。
また、蒸溜所にウイスキー樽貯蔵庫を2021年までに新設予定で、これが完成すると今の原酒貯蔵能力の4割増しの貯蔵量が期待できるということで、商品の安定供給に役立つと思われます。
原酒不足に悩むことなく、休売になっている商品などの復活も期待できますね!
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明るい話題で最後を締めくくれて良かったです!
それではまとめに入りましょう!
まとめ
今年発売された、またはこれからされる予定のウイスキーのご紹介をしてまいりましたがいかがだったでしょうか。
紹介しきれなかった銘柄もたくさんあるのですが、今回は15銘柄を厳選してお届けしてまいりました。
まとめますよー!
- 2019年に新しくリリースされたウイスキーは国産のものもたくさんある
- 国産ウイスキーの中には今年立ち上げられたブランドもあり、日本のウイスキー文化が発展していることが伺える
- 数量限定の少数生産が目立つが、その中でいろいろな試みが行われている
以上ですね!
原酒不足はまだ解消されていないものの、ウイスキー人気が衰えない限りは安心してウイスキーを造り続けることができるのですから、これからもみんなでウイスキーを盛り立てていきましょう!
新蒸溜所建設の話題もありますし、ウイスキー業界はこれからも栄えていくと思います。
美味しいウイスキーをこれからも飲めることを願って。
今回はここまで!みなさま、ごきげんよう!!