ウイスキーは度数が高い方が美味しい?アルコール度数高めのおすすめ銘柄7選

ウイスキーのアルコール度数と美味しさとの関係!?って、考えたことありますか?

今回はアルコール度数高めのウイスキーについての考察とご紹介!

 

  • ウイスキーは度数が高い方が美味しい?
  • ウイスキーの度数は何度くらい?
  • ウイスキーの度数が高くなる理由
  • アルコール度数高めのおすすめ銘柄7選

 

などなど、ガッツリ研究してみました!

それでは、まずはウイスキーは度数が高い方が美味しいのかどうか!?というお話から。

ウイスキーは度数が高い方が美味しい?

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上の写真は超高級プレミアムバーボン、「ジョージ・T・スタッグ」です。

 

アルコール度数70度のこのバーボン、3万円ほどすると思いますが。

 

美味しいです!!しかし!!

 

アルコール度数とはお酒の中に含まれるアルコールの割合を示した数字であるに過ぎないので、本来はお酒の味とは無関係です。

 

例えば度数が40度のウイスキーである場合、ウイスキーに含まれているアルコール量の割合が40%であると示されているわけです。

 

どんなに度数の高いウイスキーであっても、アルコールが強くて飲みづらいと感じれば水や炭酸水で割って飲む場合が多いのではないでしょうか。

 

当然、水分を加えればアルコール度数は低くなるのでボトルに表記されている度数とは異なることになります。

 

今回はアルコール度数の高いウイスキーをテーマに進めていきますが、アルコール度数が高い方が美味しいというのはちょっと違うのでは?という流れですね。

 

それから、ウイスキー初心者の方は「自分にはアルコール度数の高いウイスキーはまだ早い」と思っていらっしゃる方もおられるでしょうが、それも違います。

 

アルコール度数は水分を加えることで自分で変えられますので、自分が飲みやすいよう調節しながら飲めばいいだけです。

 

ただし、飲みやすくすることで飲みすぎてしまい、結局アルコールをたくさん摂取してしまって泥酔してしまうという結果になることも多いので、この点にはくれぐれもご注意願います。

 

アルコールは度数よりもどれだけ摂取したかということの方が重要になりますからね。

 

みなさんはウイスキーのアルコール度数がいくらくらいあるのかはご存知ですか?

ウイスキーの度数は何度くらい?

ウイスキーの度数はジャパニーズウイスキーでは37度以上、スコッチやバーボンなどでは40度以上あり、高いものでは60度を超えるものもあります。

 

なぜ、このように同じウイスキーでありながらアルコール度数に開きがあるのかというと、それは生産過程で行われるある工程に違いがあるからなのです。

 

では、度数に違いが出る理由を探ってみましょう。

ウイスキーの度数が高くなる理由

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ウイスキーは蒸留過程でアルコール濃度を上げていくのですが、熟成樽に詰められる前に加水してアルコール濃度を調整します。

 

何年もの熟成期間を経て瓶詰めする前に再度加水してアルコール度数の調節を行うものが多いですが、この時に加水などの手を加えずにそのまま瓶詰めされたものをカスクストレングスと呼んでいます。

 

加水調節されていないためにアルコール度数は高いままで、50度~60度以上もの高い度数のまま出荷されることになるのです。

 

その他にも非常に出来のいい樽の原酒は他の樽の原酒とブレンドされることなくひとつの樽の原酒だけで瓶詰めされることも多く、これをシングルカスクと呼んでいます。

 

この場合も原酒の味を極力変えないよう加水を抑えることが多いので、アルコール度数が高い状態で瓶詰めされることが多いです。

 

加水を控えることによって原酒本来の味を色濃く反映させることを目的としているため、濃厚でリッチな味わいを楽しめますが、アルコール度数は高くなるわけで・・・

 

さて、ここで初めの「度数が高いほどウイスキーは美味しいのか?」という疑問に立ち返りますが、逆に美味しくできたウイスキーほど美味しさをそのまま残したいがために加水が抑えられて度数が高くなる、と言い換えた方が正しいのでは?という結果が導き出されますね。

 

度数が高いウイスキーが美味しいというのは実はあながち間違いでもないということになります。

 

ま、そういうことでアルコール度数高めの美味しいおすすめ銘柄のご紹介に移りましょう!

アルコール度数高めのおすすめ銘柄7選

今回はアルコール度数50度以上のものを集めてみました。

 

度数が高い割に飲みやすい銘柄もたくさんありますので、初心者の方もどうぞお試しくださいね。

 

それではジャパニーズウイスキーからおすすめの銘柄のご紹介です!

ニッカ フロム・ザ・バレル

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フロム・ザ・バレルはお手頃な価格でもあり、私も常備して愛飲しています。

 

ネットで購入すると4,000円台とお高くなるようですが、近所の酒屋やスーパーなどで手に入るようなら2,500円ほどでお求めいただけるでしょう。

 

アルコール度数は51度ほどで500ml入りで販売されています。

 

アルコール度数は高めですが、ブレンデッドウイスキーであり、非常に飲みやすいのが特徴です。

 

ニッカの余市、宮城峡蒸溜所のモルト原酒にカフェグレーンをブレンドした後、再貯蔵されてそのままボトリングされています。

 

ブレンドの際にわずかに加水されていますが、極力加水しないようにしているので、かなりしっかりした味わいを楽しむことができます。

 

香りも甘くフルーティーですが、味わいもフルーツやキャラメル、レーズン、チョコレートなどの濃厚な味わいです。

 

余市モルトの骨太な味わいも感じられるため、ただの甘くて飲みやすいウイスキーではありません。

 

アルコール度数は高めですが、ストレートで普通に飲めますよ。

 

私はストローで数滴の水を落として飲むのが好きですが、ロックでもハイボールでもお好きなスタイルで楽しんでください。

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次はアルコール度数がグンと高くなって60度以上のバーボンたちのご紹介です。

ブッカーズ

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こちらはアルコール度数62度のブッカーズ。

 

スモールバッチで生産されているので出荷数に限りがあり、ネットでは高くなっている場合が多いですが、こちらも酒屋さんなどで見かければそんなに高くはありませんので、私の中では即買い要員です。

 

ネットでは750mlで1万円は下らないですね。

 

度数の割りに飲みやすく、ストレートで濃厚な味と香りを楽しみたいとても美味しいボトルです。

 

バニラやバナナ、カラメルの甘い香りにスパイシーな香りもあり、味わいはフルーティーで芳醇です。

 

水や氷を入れても味は崩れないので、お好みの飲み方でどうぞ!でも一度はストレートで味わってみてくださいね!美味しいですよ!

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次はブッカーズよりもアルコール度数の高いバーボンのご紹介です。

スタッグJr

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こちらは超高級プレミアムバーボンのジョージ・T・スタッグの姉妹品として発売されたボトルになります。

 

アルコール度数は64~67度ほどと非常に高いですが、高級バーボンらしくフルーティーでスパイシーな濃厚な味わいとシロップやチョコレートを思わせる甘い香り、ビターな余韻が贅沢な気分にさせてくれる素敵なバーボンです。

 

少数限定生産で年間350~400本しか生産されないため、ネット価格が750mlで1万円台での販売になっていますね。

 

美味しいです!間違いない!高いですけど。

おすすめです!アルコールがかなり強いので飲みすぎないようチビチビと飲んでくださいね。

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それでは次はスコッチのご紹介に入っていきましょう!

ザ・グレンリベット ナデューラ

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こちらのザ・グレンリベットナデューラはシリーズになっていて、いろいろなバージョンで発売されています。

 

加水されているタイプもあるのですが、今回ご紹介するのはカスクストレングスのナデューラです。

 

ナデューラオロロソはオロロソシェリー樽で熟成されたシングルモルトで、濃厚なドライフルーツの甘みとシナモンのようなスパイシーさが味わえるボトルです。

 

アルコール度数は60度ほど、700mlで7,000円台で手に入ります。

 

ナデューラピーティッドはアイラモルトを彷彿とさせるピーティーなウイスキーの古樽を使って熟成させたシングルモルトで、リベット本来のフルーティーな甘みとスモーキーさが同時に味わえるボトルです。

 

アルコール度数は60度ほどで、こちらも700mlで7,000円台で手に入ります。

 

ナデューラファーストフィルセレクションはファーストフィルのアメリカンオークを使用しており、甘く濃厚なバニラの香りに包まれる贅沢なボトルになっています。

 

アルコール度数は55度~65度と少し幅が広いようですが、700mlで7,000円台で手に入ると思います。

 

ザ・グレンリベットは間違いない美味しさを提供してくれる優良ブランドなので、安心して挑戦できますね!

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次もスコッチから!キャンベルタウンのウイスキーはいかがですか?

グレンスコシア ビクトリアーナ

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数少ないキャンベルタウンの蒸溜所、グレンスコシアのボトルです。

 

キャンベルタウンといえばスプリングバンクが目立っていますが、こちらのグレンスコシアもおすすめですよ!

 

中でもこのビクトリアーナはカスクストレングスで、樽の香りやねっとりした甘み、スパイシーさなど複雑で個性的なニュアンスのあるボトルに仕上がっていて、なかなか飲み応えがあります。

 

個人的には少量加水で飲むのがおすすめ。

 

アルコール度数51.5度、700mlで7,000円台で手に入ると思います。

 

ちょっといつもと違うウイスキーに手を出したい時にこういったボトルを試してみるのもいいのではないかなーと。

 

スコッチの奥深さを味わえますよ!

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次もスコッチ!またまた度数60度いっちゃいます!

グレンファークラス105

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スペイサイド地方のグレンファークラス蒸溜所からの一本。

 

シェリー樽熟成のシングルモルトで、重厚感のあるボトルですよ!

 

アルコール度数60度、700mlで5,000円台でお求めになれます。

 

度数が高いのでガツンとアルコール感はくるのですが、不思議と飲みやすいです。

 

フルーティーな甘みと深いコク、スモーキーさもスパイシー感も盛りだくさんで満足感高いです!

 

少量加水がおすすめです!キツかったら少量と言わず好きなだけ加水してみてください。

 

いっそう美味しくなりますよ!

シェリー好きなら試していただきたいボトルです。

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次はアイラモルト!アイラ好きの方におすすめです。

アードベッグ ウーガダール

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バーボン樽とシェリー樽熟成の原酒をヴァッティングしたモルトです。

 

アルコール度数が54度と高めですが、アードベッグはスタンダードな10年ものでも46度ですから、アードベッグファンならなんてことはないかもですね。

 

アードベッグらしい強烈なスモーキーさはありますが、シェリー樽原酒由来のフルーティーな甘みが追いかけてきます。

 

700mlで7,000円台でお求めになれますよ。

 

私はアイラの中ではアードベッグは好きなのですが、10年よりウーガダールの方が断然好きですね!シェリー好きだからなのでしょうが。

 

スモーキーなウイスキーが苦手な方にも飲んでみていただきたいです。

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おすすめ銘柄のご紹介はここまで!まとめに入りましょう!

まとめ

さて、アルコール度数の高いウイスキーをご紹介してきましたがいかがでしたか?

 

度数の高いウイスキーでも、案外飲みやすいものが多いことがお分かりいただけたかと思います。

 

まとめますよー。

 

  • アルコール度数が高いウイスキーほど美味しいというわけではないが、美味しくできたウイスキーほど味を変えないために加水が抑えられるので、度数が高くなる傾向にある。
  • ウイスキーのアルコール度数は37度~65度くらいまでとさまざまである。
  • ロック、水割り、ハイボールなど加水することによりアルコール度数は変わる。

 

以上ですね。

 

高いアルコール度数に腰が引けて挑戦できないという方でも、飲みやすいところまで加水して楽しむことができますので、どんどん挑戦してみてください。

 

カスクストレングスに加水して飲むのは邪道なんてことはありません!もっと自由に楽しんでみてくださいね!

 

それでは今回はここまで。

みなさま、ごきげんよう!!

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