スタートから数年でジャパニーズウイスキーブームの旗手となった嘉之助蒸溜所の魅力大公開!

ジャパニーズウイスキーを進化させる嘉之助蒸溜所とは?

鹿児島県日置市に拠点を置く嘉之助蒸溜所(小正嘉之助蒸溜所株式会社)は、シングルモルトウイスキー「シングルモルト嘉之助シリーズ」で、注目を集める新進のウイスキー蒸留所です。

2017年に設立、2018年に稼働開始と、まだほんの数年の歴史しかないにもかかわらずウイスキーファンの間で、世界的に続くジャパニーズウイスキーブームにおいて現在、もっとも勢いがある存在として話題になっています。その人気のほどは、「シングルモルト嘉之助シリーズ」は、発売と同時に即売り切れ状態になることからもわかります。

「ジャパニーズウイスキーを進化させている」と言っても過言ではないほどの人気と蒸留技術を誇るこの蒸留所は、9960m2の広大な敷地に建っています。このなかに3基のポットスチル(蒸留器)を備えているのが大きな特徴です。嘉之助蒸溜所のような小規模蒸留所においてポットスチルは、2基であることが一般的です。ところが、嘉之助蒸溜所は3基のポットスチルを装備しているため、味わいをより豊かに深くすることが可能となっています。

また、このような充実した蒸留施設に加え、オリジナルグッズの販売や蒸留所見学なども行っていることが、ウイスキーファンの心を掴んで離さない秘密と言えるでしょう。オリジナルグッズについては、「ジュードトートバック」、「グレンケアンブレンダーズモルトグラス」、「Tシャツ」、「オリジナルピンズ」などがあります。

蒸留所見学では、製造工程を見ることができます。3基のポットスチル、糖化槽、発酵槽など間近で見学でき、ウイスキー製造の現場を楽しむことができます。所要時間は45分~1時間、見学料は1,000円です。

老舗焼酎蒸溜所がウイスキー蒸留を始めたわけ

嘉之助蒸溜所は実はもともとは、1883年創業の老舗焼酎蒸留所でした。当時は「小正醸造」という名称でした。1957年には、日本初となる全量樽熟成焼酎「メローコヅル」を発売しています。この「メローコヅル」で一躍有名になった小正醸造ですが、2017年にウイスキー製造免許を取得したことにより、いきなり方向転換を図ります。


方向展開を決めたのは四代目の小正芳嗣氏。酒税法によって、長年培ってきたオーク樽熟成に対する経験や技術が焼酎製造では、思い切り発揮できない状況になってきました。そこで、芳嗣氏が目を付けたのがウイスキー製造でした。長年の焼酎製造で培った確かな蒸留技術や熟成技術は、ウイスキー製造にも生かせると判断し、翌2018年には「嘉之助蒸溜所」を設立し、ウイスキーの蒸留を開始しました。この名前は、小正醸造の2代目当主である小正嘉之助氏の名前にちなんで名付けられました。

シングルモルト嘉之助シリーズの魅力と楽しみ方

ここで、同蒸留所が得意とする「シングルモルトウイスキー」について、説明します。モルトとは大麦の麦芽のことで、この大麦の麦芽のみを原料としたウイスキーが「シングルモルトウイスキー」なのです。シングルモルトウイスキーの特徴は、蒸溜所の設備や製造工程の違いなどが端的に味に反映されるという点です。つまり、メーカーや蒸留所の個性がはっきりと出るため、ウイスキーファンは飲み比べなどを楽しむことができるのです。

さきほど、嘉之助蒸溜所は通常、ポットスチルが2基のところ、3基備えていると説明しましたが、この点が嘉之助蒸溜所が独自のシングルモルトウイスキーを製造しているポイントなのです。ウイスキーの蒸留は通常2回行われます。ポットスチルが3基もあるため、2回目の蒸留の時にネックの形状や上部のラインアーム角度の違うポットスチルを使うことができるため、味や香りを豊かに変化させることができるのです。

こういった、独特の設備や蒸留ノウハウは、長年の焼酎製造から使われたものなのです。

同蒸留所の初の商品は、2021年に発売された、「シングルモルト嘉之助2021 FIRST EDITON」。以降、「シングルモルト嘉之助 2021 SECOND EDITION」、「シングルモルト嘉之助 2022 LIMITED EDITION」、「シングルモルト嘉之助 蒸溜所限定ボトル」と続きます。

しかし、嘉之助蒸留所のウイスキーは非常に人気が高く、なかなか手に入りづらいのが現状です。その人気は価格にプレミアがついているほどです。

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「嘉之助2021 FIRST EDITON」」

ここでそれぞれの商品について、説明しましょう。まず、「嘉之助2021 FIRST EDITON」は、同蒸留所のコンセプトである「MELLOW LAND,MELLOW WHISKY」を具現化させたシングルモルトウイスキー。3基のポットスチルで造られた原酒を各種のオーク樽で3年間熟成させています。アルコール度数は58%、容量は700 mlです。すでに嘉之助蒸留所ではSOLDOUTになっており、正規の小売価格13,750円(税込み)のところ、Amazonでは35,000円のプレミア価格となっています(2022年10月現在)。

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「シングルモルト嘉之助 2021 SECOND EDITION

「シングルモルト嘉之助 2021 SECOND EDITION」は、同蒸留所第二弾となるシングルモルトジャパニーズウイスキーで、2021年11月に発売されました。やわらかな潮風のやさしさに包まれて熟成された、上品な甘さとほろ苦さが特徴です。アルコール度数は57 %、容量は700 ml<です。すでに嘉之助蒸留所ではSOLDOUTになっており、正規の小売価格13,750円(税込み)のところ、Amazonでは最高で36,800円のプレミア価格となっています(2022<年10月現在)。

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「シングルモルト嘉之助 2022 LIMITED EDITION

「シングルモルト嘉之助 2022 LIMITED EDITION」は、嘉之助蒸留所の第三弾製品として、2022年6<月に発売されました。シェリー樽で熟成した原酒をもとに、複数の樽をヴァッティング、カスクストレングスでボトリングしています。アルコール度数は59%、容量は700 mlです。2022年10月時点ですでに入手しづらい状態になっており、Amazonでは正規価格13,750円(税込み)のところ、22,579円のプレミア価格になっています(2022年10月現在)。

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「シングルモルト嘉之助 蒸溜所限定ボトル」

「シングルモルト嘉之助 蒸溜所限定ボトル」は、嘉之助蒸留所内のショップとWEBSHOPのみでしか購入出来ない1,910本の限定商品。アメリカンホワイトオークリチャーカスクで3年熟成させた原酒を2ndフィルバーボンバレルで1年間追熟させた逸品です。アルコール度数は55 %、容量は200ml、小売価格3,960円(税込み)です。

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「日本のウイスキーをより豊かに、よりまろやかに 」する蒸溜所

嘉之助蒸溜所のモットーは「日本のウイスキーをより豊かに、よりまろやかに」。このモットーのもと、同蒸留所はユニークで確かな技術や今後もジャパニーズウイスキーの進化をけん引し、ファンを楽しませてくれるでしょう。

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