アイリッシュウイスキーの中で2番目に出荷量が多く、人気の高いタラモアデューウイスキー。
「ジェムソン」についで人気があり、ウイスキー専門家からの評価も高く、世界的にも有名なブランドです。
「タラモア」とは、アイルランドのオファリー州にある町の名前。タラモアデューは、以前このタラモアにあるタラモア蒸留所で造られていました。
かつて、アイルランドで最も成功していたタラモアデューウイスキーですが、世界大恐慌やアメリカの禁酒法など要因で衰退していきました。
その後タラモア蒸留所は1954年には閉鎖となり、タラモアデューは現在ミドルトン蒸留所で造られています。
そんな深い歴史があるタラモアデューの、味や価格と飲み方、そしてシリーズ5種類の特徴もご紹介していきましょう。
こちらの記事もどうぞ!
アイリッシュウイスキーおすすめ銘柄10選!味や価格と特徴を徹底解説!
タラモアデューの味や価格と飲み方
タラモアデューは軽い飲み心地で後味もサッパリしているので、ウイスキーを初めて飲む人にもおすすめ。
創業から現在まで受け継がれているノンピーテッド製法とは、麦芽の乾燥時にピート(泥炭)を焚かないという方法。
その伝統ある味には深みがあり、長い歴史を感じさせます。
大麦と穀類を原料とするタラモアデューの味と価格、おすすめの飲み方をご紹介していきます。
タラモアデューの評価
タラモアデューは、ウイスキー専門家の評価が高く、香りや味、風味のバランスがとれている、何とも癖になるような味わいです。
そもそも売り上げは、アイリッシュウイスキーではジェムソンに続いて世界で第2位!
アイリッシュウイスキーのファンなら、誰でも一度は飲んだことがあるのではないでしょうか。
味は?
タラモアデューウイスキーは、フルーティーな甘みとマイルドな味。
アルコールは強めで、飲むとピリッとしていますが、辛みがキツイという感じはありません。
むしろ飲みやすく、スッキリとした味わいが楽しめます。
大麦の風味が心地良く、滑らかな香りと飲み心地の良さは、ウイスキー初心者も直ぐに好きになれそうな味わいですね。
タラモアデューと同じミドルトン蒸留所で造られているジェムソンウイスキーは、初めてなら定番のスタンダードが飲みやすいです。
香ばしく、ふんわり豊かな香りと、シェリーの甘みがある滑らかな味わい。
柔らかい味わいのジェムソンに対して、飲みやすい上にしっかりしたウイスキーの味を楽しめるのがタラモアデュー。
味のポイントとしてはこんなところでしょうか。
- スッキリしていて飲みやすい
- フルーティーな甘み
- 大麦の風味
- 香り滑らか
- アルコール感がある
- ウイスキーの味がしっかりしている
味わいがしっかりしていて飲みやすいので、ウイスキーが苦手という人も、飲んでみたくなりますね。
またウイスキー好きの方には、プレゼントとしても喜ばれるでしょう。
そんなタラモアデューの価格は、購入しやすい価格と言えるのでしょうか?
タラモアデューの、気になる価格をお伝えします。
価格は?
高級感のあるタラモアデューは、意外に購入しやすい価格です。
世界の売り上げ第2位のタラモアウイスキーは、コスパが良いという評価もあり、味も価格も多くの人に愛されています。
[itemlink post_id="1048"]
ハイボールもおすすめ
タラモアデューの味を、じっくりと楽しみたいときはロックがいいですね。
しかし、味がハッキリとしていて水割りでも満足の味わいのタラモアデューは、ハイボールもおすすめです。
タラモアデューと炭酸を、1:3で作ってみましょう。
- グラスに氷いっぱいを入れる。
- タラモアデューを入れる。
- マドラーで少しかき混ぜる。
- 炭酸を入れる。
- マドラーでかき混ぜる。
レモンを入れてアクセントをつけてみるのも、美味しく飲めるコツ。
食事のお供にも、ぜひお試しください。
タラモアデューには種類があり、それぞれの違う味を楽しむことが出来ます。
タラモアデューのシリーズ5種類を、比較してご紹介しましょう。
タラモアデューの種類
アイリッシュウイスキーは、3回蒸留を行うという特徴があり、ピュアな味わいとマイルドで飲みやすいのがベースとなっています。
タラモアデューには種類があり、アイリッシュウイスキーの特徴を生かしたうえで、更に深みのある味を楽しむことが出来ます。
それぞれのタラモアデューの特徴をご紹介します。
タラモアデュー
ノンエイジのタラモアデューは、大麦の香りとともにフルーティーな甘さとしっかりとしたウイスキーの味が人気のヒミツ。
その繊細さと滑らかな味わいは、ウイスキー好きの方々や専門家にも高い評価を得られています。
飲みやすい上に手に取りやすい価格であるため、初心者にもおすすめのウイスキーですね。
[itemlink post_id="1048"]
タラモアデュー12年
タラモアデュー12年は、バーボン樽とシェリー樽を使用し、12年熟成して造られたウイスキー。
タラモアデューの純粋な味わいはそのままに、濃厚な味わいが口いっぱいに広がるのが心地いい。
ノンエイジのタラモアデューに比べると少々お高いのですが、熟成されて味に深みを増しながらも、滑らかな飲み心地は変わらないのが嬉しいですね。
[itemlink post_id="1049"]
タラモアデューシングルモルト14年
シングルモルトを3回蒸留後、バーボン樽で14年熟成。
その後もシェリー樽やバーボン樽などを使い後熟も行っているという、タラモアデューシングルモルト14年ウイスキー。
タラモアデュー12年より、更に濃厚な甘みと旨味が感じられます。
滑らかな口あたりが癖になりそうな予感。
上品な甘さで後味も良く、その上高級感があり価格もちょっと高め。
その分、味わいの深さは十分期待できますね。
[itemlink post_id="1050"]
タラモアデューサイダーカスク
アイルランドを代表するシードル「ブルマーズ」を作る時に使用する樽に、タラモアデューを入れて熟成されたのがタラモアデューサイダーカスクです。
フルーティーな味わいと、飲んだ時の爽やかな感じが癖になります。
リンゴの味が親しみやすく、甘くてライトな口あたりが魅力的。
タラモアデューの次にお手頃な価格なので、お誕生日などのパーティーにみんなで飲むと、更に盛り上がりそうですね!
[itemlink post_id="1051"]
タラモアデュー フェニックス
[itemlink post_id="4332"]アルコール55度という高いアルコール度数でボトリングされています。
タラモアの町の歴史と人々を讃えるためにリリースされたフェニックスは、それぞれ3回蒸留したグレーン・ウィスキー、モルト・ウィスキー、ピュアポットスチル・ウィスキー(オロロソ・シェリー樽熟成)の3種類のアイリッシュ・ウィスキーのブレンドで造らた限定品。
香味は、バランスが良く、ミディアムボディー、シェリー、スパイシー、クリーミー。
まとめ
タラモアデューの味や価格、飲み方についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
またタラモアデュー5種類のシリーズには違いがあり、それぞれの味わい深さを感じられたのではないでしょうか?
ここまでご紹介したタラモアデューについて、まとめみましょう。
味は
- しっかりした味
- 大麦の風味があり香りも滑らか
- フルーティーで甘みがある
- 飲みやすい
- 専門家や愛好家の評価が高い
価格は、高級感がありながらも購入しやすい価格。
プレゼントとしても丁度よい価格ですね。
飲み方については、お好みもあると思いますが、水で薄めてもしっかりとした味は変わらないので、ハイボールもおすすめ。
タラモアデューシリーズは5種類をご紹介。
- タラモアデュー:繊細で滑らかな味わい
- タラモアデュー12年:コクがあり飲みやすい
- タラモアデューシングルモルト14年:濃厚な甘みと滑らかな口あたり
- タラモアデューサイダーカスク:フルーティーな甘さと爽やかな飲み心地
- タラモアデュー フェニックス:アルコール度数55%。香味はバランスが良い
タラモアデューは、アイリッシュウイスキーの中でも代表的な逸品。
その繊細で滑らかな飲み心地は、専門家の評価も高いです。
また、タラモアデューはホットカクテル、アイリッシュコーヒーに使用された最初のウイスキーともいわれており、寒い季節にぜひともおすすめしたいウイスキーです。
そんなタラモアデューウイスキーを、ぜひお試しください。
ゆっくりとした自分の時間を、タラモアデューを飲みながら過ごすというのもいいですよ。