カネマラの味と価格や飲み方!シリーズ4種類を比較してみた

アイリッシュの革命児と呼ばれるカネマラ。

一言で言うと、「緑の大地を想わせるスモーキーなウイスキー」。

他のアイリッシュウイスキーに比べるとちょっとクセの強い銘柄なんです。

一体、どんなお酒なのか気になりますよね!

 

そこで今回はカネマラの味や価格、これまでに販売されたシリーズの特徴をお伝えしたいと思います。

カネマラを今まで飲んだことがなく、試してみたい!という方や、カネマラの他のシリーズが気になる!といった方はぜひ参考にしてみてください。

カネマラの味と価格

カネマラは、アイルランドのダンドーグにあるクーリー蒸溜所で製造されており、世界5大ウイスキーのひとつ「アイリッシュウイスキー」に分類されます。

 

アイリッシュウイスキーといえば、未発芽の大麦と麦芽を原料とし、蒸留は3回行う製法が一般的ですが・・・。

このカネマラは、ピート(泥炭)を焚いて乾燥させたシングルモルトを使用しており、その後2回の蒸留によって作られているんです。

アイルランドで唯一とされるその製法はまさに「アイリッシュの革命児」とも呼べるでしょう。

 

そんなカネマラ、どのような味なのか気になりますよね?

実際に味わってみたので詳しくご紹介します!

味は?

View this post on Instagram

 

😎🎄TP⚓️🎅さん(@sytsrtat)がシェアした投稿 -


まず、香りとして鼻に入ってくるのがスモーキーの煙たさ、そしてフルーツのようなフレッシュ感。

口に含むと、再びスモーキー、はちみつやバニラを思わせる甘味。

それに草木や土っぽい風味が感じられ、クーリー蒸留所があるダンドーグの緑の大地を想像させます。

フィニッシュは少しピリピリとしたスパイシーさ、ドライ感が余韻として残ります。

 

カネマラはピーテッド麦芽(ピート泥炭を焚いて乾燥させた麦芽)を使用しているだけあって、ピート由来の煙たさが目立ちますね!

煙たいウイスキーといえば、ラフロイグやボウモアといったアイラモルトが有名ですが、これらと比べてみると飲み口がやさしく、スムーズさがある印象です。

実際にピートレベルを表すフェノール値を比較してみると、ラフロイグは40~45ppm、ボウモアは18~25ppmを表していることに対し、カネマラは14ppmほど。

一般的にこの数値が高いほどスモーク感は強いと言われていますが、実際にカネマラはアイラモルトよりフェノール値が低いみたいです。

そのため、スモーキーな銘柄を飲んでみたいと思っているウイスキー初心者は、まずキッツいアイラモルトより、カネマラから試してみるといいかもしれませんね!

 

どうでしょう?そんなカネマラを飲んでみたくなりませんか?

それでは、次は気になるお値段を確認してみましょう。

価格は?

価格は、同じくスモーキーなウイスキーである、ラフロイグやボウモアといったアイラモルトスコッチのスタンダードな銘柄と同じくらいの値段です。

これらを買い揃えて、飲み比べしてみるのもいいですし、独特のピーティさがハマったのなら、カネマラ⇒ボウモア⇒ラフロイグと段々と強いスモーキーを試していくのもアリかもしれませんよ!

[itemlink post_id="1043"]

 

次に、カネマラを美味しく飲む方法をお伝えしますね。

おすすめの飲み方

View this post on Instagram

 

Kensaku Urakamiさん(@ken39u)がシェアした投稿 -


まず味わっていただきたいのが、ストレートやロックでの飲み方。

ピーティさの中に華やかなフルーツ感、ハチミツのような甘さがバニラやチョコレートに変わる味わいや、アイルランドの草原を思わせる香りを、濃い目の味で試してみてください。

 

いきなりストレートやロックはちょっと・・・と言う人におすすめしたいのが、ハイボールでの飲み方。

カネマラならではのフルーティな香りが炭酸のバブルにはじけてとても爽快なんです。

そして独特なピート香、草木や土っぽさがむしろ心地よく感じられ、さわやかな飲み心地に!

食事との相性もバツグンで、食中酒としてもピッタリ。

ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

カネマラの種類

これまで、スタンダードな銘柄である「カネマラ」を紹介してきました。

他にも「カネマラ12年」、「カネマラ22年」「カネマラディスティラーズエディション」とシリーズが展開されています。

それぞれどんな特徴があるのか、詳しく見ていきましょう。

カネマラ12年

View this post on Instagram

 

Keisuk fujibuchiさん(@fuca.uzshi)がシェアした投稿 -


12年熟成され、よりリッチになったのがこの「カネマラ12年」。

スタンダードなカネマラに比べると、樽香とピート香、モルトの香りがバランス良く感じられ、奥深い味わいになっています。

フィニッシュも、緑の大地を感じさせる草木や土の香りがいつまでも残ります。

要するに、香りや味わい、余韻全てが重みが増しパワーアップしたって感じです。

[itemlink post_id="1044"]

 

カネマラ22年

View this post on Instagram

 

Two Arms Whiskey Societyさん(@twoarmswhiskeysociety)がシェアした投稿 -


さらに10年樽で寝かせたのがこのカネマラ22年。

長い年月をかけて熟成させたこの銘柄は樽香、ピートの香り、モルティがドシンと感じられます。

それでいて非常に纏まりのとれた味わいは、まさにカネマラの最高級クラス。

手に入れるには国内での正規品での販売はなく、並行輸入品を購入する必要があります。

お店やバーで見かけた際、一度は飲んでみる価値アリです。

[itemlink post_id="1045"]

 

カネマラディスティラーズエディション

View this post on Instagram

 

L'Irlandais de Bloisさん(@thecelticspirit)がシェアした投稿 -


このディスティラーズエディションは、シェリー樽とバーボン樽で熟成された原酒同士を組み合わせて作られた限定品です。

スタンダードなカネマラより、シェリー樽の甘美な味わいやバーボン樽のキャラメルのような香ばしいフレーバーが強調されています。

ちょっとした変わり種のカネマラを味わってみたい、なんて方は試してみてはいかがでしょうか。

ただし、こちらも正規品では販売はなく並行輸入品での購入となります。

[itemlink post_id="1046"]

 

まとめ

アイルランドの「カネマラ」の魅力は伝わったでしょうか?

おさらいも兼ねて、もう一度簡単にまとめてみますね。

 

カネマラはアイリッシュでは唯一の製法

  • ピート(泥炭)を焚いて乾燥させた麦芽を使用
  • 二回の蒸留により抽出される原酒を使用

 

カネマラの味

  • 香りはスモーキーの煙たさ、フルーツのようなフレッシュ感
  • 味わいは、スモーキーさの中にはちみつやバニラを思わせる甘味と草木や土っぽい風味
  • フィニッシュはドライかつスパイシー
  • ラフロイグやボウモアよりは飲み口がやさしくスムース

 

カネマラの価格

  • 4千円程度
  • ラフロイグやボウモアのスタンダードな銘柄と同程度の価格

 

おすすめの飲み方

  • 独特の味わいを楽しみたいならストレートやロック
  • さわやかさ、爽快感を楽しみたいならハイボール

 

カネマラ12年

  • スタンダードなカネマラよりバランスの良い味わい
  • 12年熟成されることにより全体的にまろやかに、重みが増している

 

カネマラ22年

  • 永い年月で熟成された最上級のカネマラ
  • 正規品での販売はなく並行輸入品での購入となる

 

カネマラディスティラーズエディション

  • シェリー樽とバーボン樽で熟成された原酒同士を組み合わせて作られた限定品
  • 正規品での販売はなく並行輸入品での購入となる

 

カネマラは他のアイリッシュにはないピーティでスモーキーなウイスキーです。

ちょっとクセのある味わいを試してみたい方にはおススメですよ。

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事