世界5大ウイスキーに名を連ねるアイリッシュウイスキーの中でも最古の400年の歴史をもつブッシュミルズ。
400年も昔から世界中で愛されてきたウイスキーとはどのような味なのでしょうか?
また、その芳醇な香りが生み出される独特の製法とは?
今回は、そんなブッシュミルズの味や価格、おすすめの飲み方などを、ブッシュミルズシリーズ5銘柄について比較してみました。
ブッシュミルズの味と価格
ブッシュミルズがどんなウイスキーか知りたいときに、まず気になるのはその味とお値段ですよね。
ここではその味と価格についてお話しします。
味は?
さてブッシュミルズといっても種類はさまざま。
味もそれぞれに特徴がありますが、そこには共通点があります。
それは、ウイスキーが初心者の方でも飲みやすい、という点。
このブッシュミルズ、その製法として「アンピーテッドモルト」と言ってスモークしないモルトを使うことでその土臭さやくさみを抑えてるんです。
そのほかにも未発芽の麦を使わなかったり蒸留を3回行ったりすることで、フルーティーな香りを実現し、飲みやすく味わい深い口当たりになるんです。
飲んで一口、その美味しさの虜になることでしょう。
アイリッシュウイスキーを試してみたいけれど、お口に合うかどうかと疑問に思われている方には是非飲んでいただきたいお酒です。
ここで気になるのはその価格ですよね。
次はそのブッシュミルズの各シリーズの値段を紹介しちゃいます。
価格は?
ブッシュミルズと言ってもそのお値段は銘柄ごとに様々。
一番リーズナブルなものでは数千円で買えますが、熟成年数が長いリッチな銘柄では何万円もするものもあるんです。
たとえば、一番スタンダートな銘柄「ブッシュミルズ」は2000円台から購入できますが、21年熟成されたプレミアムなボトルは2~3万円とお高いです。
[itemlink post_id="1014"]ではお値段の次に気になるのはその飲み方ですよね。
次はこのウイスキーの飲み方を見ていきましょう。
ブッシュミルズの飲み方
一般的なウイスキーの飲み方としては、CMなどでよく見かけるハイボールがやはり最もよく知られている飲み方でしょうか。
しかし前述したように、ブッシュミルズは非常に飲みやすいお酒。
まずはロック、寒い時期ならホットで飲むのもおすすめです。
慣れてきたらストレートで本来の味を楽しむのも良いでしょう。
ブッシュミルズと一言で言ってもその味はさまざま。
飲みやすいお酒だからこそ、シンプルな飲み方でその違いを味わってみたいですね。
ではブッシュミルズにはどのような種類があるのでしょうか?
ブッシュミルズの種類
ブッシュミルズは、モルト原酒とグレーン原酒をブレンドしたブッシュミルズブラックブッシュと大麦麦芽のみを使用したシングルモルトウイスキーの2種類に大別されます。
シングルモルトウイスキーは更に、熟成年月により3つの種類があります。
それぞれどのような魅力があるのでしょうか。
ブッシュミルズブラックブッシュ
ブッシュミルズブラックブッシュは、オロロソシェリー樽とバーボン樽で最長7年長期熟成させたモルト原酒を80%以上使用し、少量生産のグレーンウイスキーと合わせたブレンデッドウイスキー(アイリッシュブレンデッド)です。
熟した果実のような芳醇な香りと重厚感のある味わいは、豊かな時間をもたらしてくれることでしょう。
[itemlink post_id="1015"]ブッシュミルズ10年
こちらはノンピートの大麦麦芽のみを使用したシングルモルトウイスキーで、ブッシュミルズのシリーズの中でも最もスタンダードな銘柄です。
こちらはバーボン樽で最低10年以上熟成されています。
その香りはまるで蜂蜜やバニラを思わせる甘く魅惑的な香り。
ブッシュミルズシリーズの中でもリーズナブル部類なので、まずこの10年から試してみるのもいいかもしれません。
[itemlink post_id="1016"]ブッシュミルズ16年
こちらのブッシュミルズ16年は、少しお高くなって1万円以上します。
それもそのはず、オロロソシェリー樽とバーボン樽で16年もの間熟成した後、それらをポートワイン樽で合わせさらに6ヶ月熟成したものなんです。
贅沢にも3種の樽を用いたことでその香りもさらに味わい深くなっており、その香りはチョコレートやアーモンドに例えられる香ばしい香りです。
シングルモルトウイスキーと一口で言っても、味わって初めてその奥深さに気づくのかも知れません。
[itemlink post_id="1017"]ブッシュミルズ21年
そして最後に紹介するのがこのブッシュミルズ21年。
そのお値段は驚くなかれ、25,000円ほどで販売されています。
こちらは21年という長期間なだけあって、数量限定の希少なものとなっています。
シングルモルトウイスキー、最低19年間をオロロソシェリー樽とバーボン樽で熟成し、その後マディラ樽で2年間熟成して作られています。
その香りはビターチョコレートのようなかすかな苦みとシェリー樽由来の蜂蜜のような甘い香りが絶妙なコンビネーションを生んでいます。
舌にのせた感触は滑らかで、香りと共に我々を楽しませてくれることでしょう。
酒店やバーで見つけたら是非とも手に入れたい逸品ですね!
[itemlink post_id="1018"]まとめ
以上、アイリッシュウイスキーの原点であるブッシュミルズを紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
その独特の製法故に香りが豊かで飲みやすく舌触りも滑らかで美味しいという特長を持っているブッシュミルズ。
ブッシュミルズと一口で言ってもブッシュミルズブラックブッシュやブッシュミルズ10年、16年、21年と種類ものウイスキーがあります。
試しに飲んでみたら虜になること間違いなし!
その奥深さを一度ご自分の舌で味わってみてはいかがでしょうか。