グレンドロナック12年の味と価格について!シリーズ8種類を比較してみた

Sherry my love so sweet!!

シェリー好きのみなさま、お待たせ致しました!!

今回はグレンドロナックでございます!

 

今回の記事では

 

  • グレンドロナック12年の味や価格
  • グレンドロナック終売の真相
  • グレンドロナックシリーズのご紹介
  • グレンドロナック蒸留所のご紹介

 

についてお伝えしていきます。

最後までどうぞお付き合いくださいませ!

 

それではまずグレンドロナック12年のご紹介からまいりましょう!

グレンドロナック12年の味と価格!

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グレンドロナックはハイランド地方の歴史ある蒸留所です。

グレンドロナックとは「黒イチゴの谷」を意味するゲール語なのです。

 

2008年にベンリアックディスティラリーのオーナーがグレンドロナックを買い取った時からシングルモルトを造るようになりました。

 

しかも100%シェリー樽で!

しかし、2016年にブラウンフォーマン社が買収し、また少し様子が変わるかもしれません。

 

とはいえ、ブラウンフォーマン社はアメリカでも超有名なワインやリキュールを扱う大企業。

シェリーには困ることはありませんね!

 

それではグレンドロナック12年の味からご紹介していきましょう!

味は?

シェリーの香りがいっぱいで12年とは思えない熟成感があります。

 

辛口のオロロソ、極甘のペドロヒメネスのシェリー感はハンパないです。

レーズンのような香りとチョコレートのような香りも!

 

フルーツのフレーバーがしっかりとあって飲みやすく、ロックでもおいしいですし、ハイボールにすると華やかな香りに包まれます。

 

次はお値段です。

価格は?

700mlで5000円前後くらい。品質の割にコスパいいです。

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次は終売の真相をご紹介します。

終売の真相

  • 蒸留所が1996年から2002年まで閉鎖されていたので、その期間の原酒がないこと
  • 2008年にベンリアックディスティラリーのオーナーがグレンドロナックを買い取り、オーナーになった時にシングルモルトを造るようになったのに、(しかも100%シェリー樽で!)2016年にブラウンフォーマン社がベンリアックディスティラリーを買収したためにブレンデッド用に原酒が使われる可能性が増えたこと
  • 同じ系列であるベンリアック12年が終売になったこと

 

ブラウンフォーマン社というのは大企業で世界5大ウイスキーのうち、ジャパニーズを除いて4大ウイスキーの蒸留所を所有しているのです!ジャックダニエルの製造・販売で有名です。

 

現在はブラウンフォーマン社がオーナーのため、オーナーの一声でグレンドロナックもどうなるかわからないのです。

 

それではグレンドロナックの種類のご紹介です。

グレンドロナックの種類

ベンリアックディスティラリーのおかげで100%シェリー樽でシングルモルトを造り始めていましたが、少し変り種のボトルも出てきています。

 

年代ものは8年から21年、ピーテッドやカスクストレングス、1968年から25年ものや、1993年の25年もの、1995年の18年ものなど長熟ものが数量限定で時々出ますが、日本に入ってくるのは数本だけだったりするので、なかなかありつけないですねー。

 

そんなグレンドロナックですが、手に入るものもあるのでご紹介しますねー!

グレンドロナック 8年ザ・ヒーラン

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限定品です。

 

バーボン樽とシェリー樽熟成原酒のヴァッティングです。

アルコール度数は46度、700mlで4000円前後で手に入るようです。

 

バーボン樽を使っている変り種ですね!

香りはパパイヤやキウイ、ヘザーハニーのような華やかさも。

 

味はジューシーなフルーツの甘さ、スパイシーさもあるけど飲みやすいです。

ボディ感はしっかりしていて余韻も長く感じられます。

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次は一度終売したけど復活を果たした15年のご紹介!

グレンドロナック15年リバイバル

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酒齢15年以上のオロロソシェリー樽で熟成した原酒を使用しています。

 

2015年に一度終売しましたが、2018年に復活しました。

 

アルコール度数46度、700mlで11,000円前後くらいのようです。

復活後はペドロヒメネスの樽原酒も使われているようです。

 

濃厚でしっかりした飲み口で、香りはレーズン、いちご、ブラックベリーの他、ナッツの香ばしさも。

 

味わいは木いちごのジャムや紅茶、後半にはスパイシーさも出てきます。

とてもバランスのいいボトルになっています。

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次は「シェリー爆弾」のご紹介ですよ!

グレンドロナック18年

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「シェリーボム」という異名を持つボトルです。

 

辛口のオロロソシェリー酒を熟成させたヨーロピアンオーク樽を使用の深くドライな香味。

 

アルコール度数46度、700ml、11,000円前後で手に入るようです。

甘みよりカカオの香味の方が強い印象で、他の香りはバニラやドライプラムなど。

 

味わいはバニラやレーズン、マスカット、後半には甘苦いオレンジピールのような味わいも感じられます。

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次は12年の上級品、21年のご紹介です!

グレンドロナック21年

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辛口オロロソ樽と極甘ペドロヒメネス樽で21年以上熟成させた原酒は12年ものと同じ造りながら12年よりずっと複雑なフレーバーに仕上がっています。

 

アルコール度数48度、700mlで15,000円前後で手に入るようです。

 

レーズン、ドライプラム、カカオの豊富なチョコレートのような香り。

味わいはレーズン、カカオチョコ、イチゴジャムなどの甘みを感じます。

 

飲み終わりにシナモンやクローブなどのスパイシーさが12年よりもずっと増して感じられ、長い余韻を楽しめます。

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次は変わり種、カスクストレングスを。

グレンドロナックカスクストレングス

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現在はバッチ8まで出ているようですが、バッチ1の時から人気のシリーズです。

シェリー樽の典型的なシェリー感、上品なはちみつやナッツや果実感も感じ取れます。

 

アルコール度数は樽によって違いますが、700mlで13,000円前後くらい。

売り切れてる場合が多いようです。

 

一口め、二口めと飲み進めていくと少しずつグレンドロナックらしいどっしりした厚みが感じられます。

 

フィニッシュはしつこいくらいのシブい甘さ!さすがカスクストレングス!!

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次は正露丸の香りを楽しみたい人用、ピーテッド!

グレンドロナックピーテッド

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フェノール値25ppmのピーテッド麦芽をメインに使った原酒をバーボン樽で熟成、それから更にオロロソ樽とペドロヒメネス樽の2種のシェリー樽でそれぞれ後熟したものをヴァッティングしています。

 

アルコール度数46度、700mlで5,500円前後で手に入るようです。

香りは少しスモーキーでラズベリーやビターオレンジのような香り。

 

味わいはバニラやトフィーと甘みが多く、ヘザーやローズヒップのような花の香りも感じられます。余韻はスモーキーで穏やかなピートとブラウンシュガーが感じられます。

 

樽を入れ替えることで原酒に新たな香味が加わり、グレンドロナックの新しい一面を感じることができますね。

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次は長熟シリーズのご紹介です。

グレンドロナック1968

 

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グレンドロナック1968は25年ものの長熟タイプのウイスキーになります。

アルコール度数は48.6度、限定632本生産のうち、日本には数本しか入ってきませんでした。

 

香りは高貴なまでのオールドシェリー、ドライフルーツやミント、フローラルな香りなどの複雑な香りが楽しめます。

 

口当たりが非常になめらかで芳醇に広がるシェリーの香り!イチゴジャムやぶどうの果汁のような甘みとタンニンの渋み、心地よく長い余韻、最高の一品です。

 

他にも長熟タイプのものは限定もので本数は少ないのですが、1993 25年ものマスタービンテージや1995 20年もののウイスキーエージェンシー向けにボトリングされたものなどがあります。

 

1993 25年ものなどは今までのどの25年より完成度が高いと言われています。

 

1995も世界で624本しか出回らなかったビンテージものです。

もしかしたらこれならまだ手に入るかもしれません。

 

お高いですが、たぶん6万円以上はすると思います。

我々の口にはなかなか入ってこないものばかりですね。

 

これでグレンドロナックの種類のご紹介は終わりです。

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次はグレンドロナック蒸留所のご紹介を致しましょう。

グレンドロナック蒸留所について

スコットランド、ハイランド地方でも歴史あるグレンドロナック蒸留所ですが、今までは苦難の道を歩んできました。

 

持ち主が次々と変わり、現在はブラウンフォーマン社の手の中にあります。

 

それでもグレンドロナックはフロアモルティングなど古くからの製法を守ってウイスキー造りをしています。

 

初めはティーチャーズやバランタインの原酒造りをメインにしていたのですが、一時期は蒸留所を閉鎖せざるを得ないくらい経営状態が悪化し、ベンリアックがオーナーになった時はほっとしたものです。

 

ベンリアックはグレンドロナックのシングルモルトまで造ってくれました。

シェリー樽100%という売りまでつけてくれました。

 

でもまた持ち主は変わってしまいました。

ブラウンフォーマン社がどれくらいグレンドロナックのシングルモルトを大切にしてくれるかが今後の鍵となるでしょう。

 

持ち主が変わっても、今もスペイ川の東、ハントリーからさらに東へ14km、麦畑が広がる小川をまたいで建つ石造りの建物、周りを麦畑とピート層の大地に囲まれたその建物がグレンドロナック蒸留所です。

 

その佇まいはいつまでも変わっていません。

それではまとめに入りましょう。

まとめ

グレンドロナックはその名前でボトルを出してからあまり年数が経っていないため、あまり知られていないということもあって、年代ものでも比較的お手軽な値段で買えるというのがうれしいところです。

 

持ち主が大企業になったので、今後どうなるかわかりませんが、見守っていきましょう。

まとめです。

 

  • グレンドロナックのシングルモルトは熟成感があっておいしい
  • 長熟のものも比較的安く買える
  • 年代ものは100%シェリー樽で熟成されている
  • カスクストレングスは現在バッチ8まで販売されているが、どれも評判がよい
  • 現在のオーナーはブラウンフォーマン社である

 

こんなところでしょうか。

 

愚痴になりますが、ベンリアックディスティラリーがグレンドロナックを買収してまでシングルモルトを造ってくれたことには感謝の極みだったのです。

 

実はベンリアックも1990年代後半には大変な思いをして、それを乗り越えてベンリアックディスティラリーを作りあげたのです。

 

そして、瀕死の状態にあったグレンドロナックを助けてくれました。

100%シェリー樽にこだわったシングルモルトを造らせてくれたのです。

 

そこまでしたのを根こそぎ大企業が金にモノを言わせて買収し、好き勝手なことをする。

なんだか腑に落ちない・・・大企業のやり方が気に入らない。

 

ブラウンフォーマン社はグレンドロナックのことは気に入ってる様子なのでたぶん大丈夫だと思いますが。

 

ベンリアック12年シェリーウッドを終売させた、昨年復活したベンリアック12年は味が全然違う!シェリー感が薄れて全くの別物!やりたい放題じゃないですか。

 

まぁ、どうすることもできない私個人のちょっとした愚痴です。

切ないなぁ・・・

 

それでは今回はこれで終わりです。みなさま、ごきげんよう!!

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