ニッカウヰスキー「フロム・ザ・バレル」は国産ウイスキーの価格が高騰化する中で、比較的コスパがよく美味しいと言われている人気のウイスキーです。
一般的なウイスキーのアルコール度数については、皆さんもご存知のように40%ぐらいなのですが、本日ご紹介するフロムザバレルはなんと51%なのです!
これは、極力割り水を抑えた製法で、スコッチウイスキーやバーボンに匹敵するアルコール度数になります。
フロムザバレルは、1985年(昭和60年)10月にニッカウヰスキーから発売され、国内外問わず多くの賞を受賞した人気のウイスキーなのですが、なんとそのフロム・ザ・バレルに終売のウワサが!?
重厚な味わいとコク、豊かに広がるあの香り、、、、それが楽しめなくなるかもしれない!?
ファンとして、真相に迫ります!
フロムザバレルが終売ってホント?
現状としては、終売にはなっていないようです(ホッ)。
ただNHKの朝ドラ「まっさん(2014)」からにわかに活性化したウイスキーブームですが、それから既に4年が経過し、もはや安定的な人気を博しています。
また、日本国内だけでなく世界でも同時多発的なブームが生じており、特に高級価格帯ウイスキーの人気は鰻登りの状態です。
じゃあ生産量を増やしたらいいんじゃないの?と思われるかもしれません。
しかし、ウイスキーは量産難易度が非常に高く、昔つくった原酒を熟成させて出荷するというウイスキーの性質上、現在の高まった需要に対応できるほどに供給が可能な訳ではないのです。
以前は今ほどウイスキーが売れていなかったため、生産量はそれほど多くなかったわけです。
それが近年絶対量が少ないにも関わらず需要は増加する一方ですので、これに応じた出荷を続ければ貯蔵原酒は減るばかりというわけです。
いわば「貯金の切り崩し」状態で、国内外で深刻な原酒不足が発生しているようです。
目先の需要に応じた生産をして原酒を使い切ってしまえば、次の原酒が熟成されるまでの十数年間「ウイスキー市場」そのものが消滅することになってしまい、現実的ではありません。
そのため、休売や終売などの対策をしている状況になっており、ブームの熱狂の影では、ウイスキー市場や伝統的に守ってきた品質を何とかして維持すべくウイスキー関係者の努力が続けられています。
フロムザバレルが品薄の理由
そういった背景の中で、国内の美味しいウイスキーが品薄になり高騰し、一般家庭では毎日楽しめる値段ではなくなってきました。
そこにきてフロムザバレルは香り豊かで2,000円代と低価格で、またアルコール度数は51度と高めで、とにかくコスパ最強のウイスキーとして脚光を浴びました。
フタを開けるとアロマの様な甘い香りで、もちろんめちゃくちゃ美味いときたら、ウイスキーファンが目をつけないわけないでしょう(笑)
そのため、市場では品薄状態が続き、値段が上がってきているようです。
現在の価格は?
定価で買える店もまだあるようですが、その品薄状態からネットでは1本3,000円から4,000円で売られているケースも増えてきました。
今後益々高くなるかもなので見つけた際に買っておかれた方が良いかも!?
フロムザバレルの評価
2,000円代のウイスキーでは異例で、世界的なアルコールISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で、2016年まで5年連続で金賞を受賞!!
また、2015年7月にはウイスキー部門においてカテゴリー最高賞の「トロフィー」を受賞ししています。
フロムザバレルの飲み方
フロムザバレルの飲み方ですが、やっぱりその芳醇なアロマをそのまま楽しんで頂きたいので、まずはストレートですね。
グラスの1/3〜1/2までフロムザバレルを注ぎます。
ストレートで飲む場合、アルコールで舌が麻痺してしまうと思うので、チェイサーに水を用意しておき、ウイスキーと交互に飲むことで最初の一口のように味わえます。
ストレートがきつい、っていう方には、トゥワイスアップ(水割り)がおススメです。
こちらもウイスキーの香りを楽しむ飲み方になっています。ウィスキーはアルコール分20%程度が、最もバランスのよい香りがでるとされていますので、水でウイスキーの濃度を2倍に薄める、という意味で使われています。
ウイスキーをグラスの中にお好みの量まで注いでもらって、そのあとにウイスキーと同量の常温ウォーターを注ぎます。グラスを軽く揺らし、氷は入れずに立ち上るウイスキーの香りを楽しみます。
おすすめはハイボール
ウイスキーブームを巻き起こした、ハイボールでの飲み方も忘れてはいけませんね。
グラスに氷をたっぷり入れて、ウイスキーを適量注いでかき混ぜます。
ウイスキー1に対してソーダを3~4の割合で注ぎ、この時かき混ぜすぎると泡が立って炭酸が逃げてしまいますので、マドラーで1回だけ混ぜるようにします。
ハイボールは、キレと爽快感が味わえる飲み方ですので、炭酸を逃がさないようにするのがコツです。
ウイスキーが初めての方は、さらにレモンの皮で香りをつけると爽快感が増し、飲みやすくなります。
ソーダの代わりに、ジンジャーエールや梅ソーダなどの炭酸で作るとシュワっと爽やかな口当たりが楽しめると思います。
その他の飲み方としては、アルコールが高く割負けしないのでロックもおすすめです。
フロムザバレルに似ているウイスキー
定価で購入することが中々難しくなってきている「ニッカ フロム・ザ・バレル」ですが、著者的にフロム・ザ・バレルに似ていると感じるウイスキーをご紹介します。
キリンウイスキー陸
キリン陸は、キリン富士御殿場蒸留所の多彩な原酒を主体に、一部海外原酒を使用して造られたブレンデッドウイスキーです。ほのかな甘い香り、澄んだ口あたりが特徴的。ハイボールで飲むのがおすすめ。
キリンウイスキー陸の評価は?味と価格とおすすめの飲み方を紹介
ジェムソン ブラック・バレル
ジェムソン ブラック・バレルは、アイリッシュウィスキーであるジェムソンから2016年に発売されたボトルです。3回蒸留によるなめらかさと、チャーリングを2度行った黒焦げの樽、“ブラック・バレル”による熟成で生まれる芳醇で複雑な味わいが特徴的です。おすすめの飲み方はストレート!焦がした樽材の力強い香りやバニラの甘く豊かな味わいが感じられます。
まとめ
フロムザバレル、いかがでしたでしょうか?
こんなに高品質で低価格なウイスキーはありませんし、今後益々ウイスキーが品薄になっていくことを考えるともしかしたらフロムザバレルも高騰し、ゆくゆくは終売になってしまうかもしれません。
まだ試されてない方はぜひ一度お試しあれ♪
ニッカウヰスキー「フロム・ザ・バレル」は国産ウイスキーの価格が高騰化する中で、比較的コスパがよく美味しいと言われている人気のウイスキーです。
一般的なウイスキーのアルコール度数については、皆さんもご存知のように40%ぐらいなのですが、本日ご紹介するフロムザバレルはなんと51%なのです!
これは、極力割り水を抑えた製法で、スコッチウイスキーやバーボンに匹敵するアルコール度数になります。
フロムザバレルは、1985年(昭和60年)10月にニッカウヰスキーから発売され、国内外問わず多くの賞を受賞した人気のウイスキーなのですが、なんとそのフロム・ザ・バレルに終売のウワサが!?
重厚な味わいとコク、豊かに広がるあの香り、、、、それが楽しめなくなるかもしれない!?
ファンとして、真相に迫ります!
フロムザバレルが終売ってホント?
現状としては、終売にはなっていないようです(ホッ)。
ただNHKの朝ドラ「まっさん(2014)」からにわかに活性化したウイスキーブームですが、それから既に4年が経過し、もはや安定的な人気を博しています。
また、日本国内だけでなく世界でも同時多発的なブームが生じており、特に高級価格帯ウイスキーの人気は鰻登りの状態です。
じゃあ生産量を増やしたらいいんじゃないの?と思われるかもしれません。
しかし、ウイスキーは量産難易度が非常に高く、昔つくった原酒を熟成させて出荷するというウイスキーの性質上、現在の高まった需要に対応できるほどに供給が可能な訳ではないのです。
以前は今ほどウイスキーが売れていなかったため、生産量はそれほど多くなかったわけです。
それが近年絶対量が少ないにも関わらず需要は増加する一方ですので、これに応じた出荷を続ければ貯蔵原酒は減るばかりというわけです。
いわば「貯金の切り崩し」状態で、国内外で深刻な原酒不足が発生しているようです。
目先の需要に応じた生産をして原酒を使い切ってしまえば、次の原酒が熟成されるまでの十数年間「ウイスキー市場」そのものが消滅することになってしまい、現実的ではありません。
そのため、休売や終売などの対策をしている状況になっており、ブームの熱狂の影では、ウイスキー市場や伝統的に守ってきた品質を何とかして維持すべくウイスキー関係者の努力が続けられています。
フロムザバレルが品薄の理由
そういった背景の中で、国内の美味しいウイスキーが品薄になり高騰し、一般家庭では毎日楽しめる値段ではなくなってきました。
そこにきてフロムザバレルは香り豊かで2,000円代と低価格で、またアルコール度数は51度と高めで、とにかくコスパ最強のウイスキーとして脚光を浴びました。
フタを開けるとアロマの様な甘い香りで、もちろんめちゃくちゃ美味いときたら、ウイスキーファンが目をつけないわけないでしょう(笑)
そのため、市場では品薄状態が続き、値段が上がってきているようです。
現在の価格は?
定価で買える店もまだあるようですが、その品薄状態からネットでは1本3,000円から4,000円で売られているケースも増えてきました。
今後益々高くなるかもなので見つけた際に買っておかれた方が良いかも!?
フロムザバレルの評価
2,000円代のウイスキーでは異例で、世界的なアルコールISC(インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ)で、2016年まで5年連続で金賞を受賞!!
また、2015年7月にはウイスキー部門においてカテゴリー最高賞の「トロフィー」を受賞ししています。
フロムザバレルの飲み方
フロムザバレルの飲み方ですが、やっぱりその芳醇なアロマをそのまま楽しんで頂きたいので、まずはストレートですね。
グラスの1/3〜1/2までフロムザバレルを注ぎます。
ストレートで飲む場合、アルコールで舌が麻痺してしまうと思うので、チェイサーに水を用意しておき、ウイスキーと交互に飲むことで最初の一口のように味わえます。
ストレートがきつい、っていう方には、トゥワイスアップ(水割り)がおススメです。
こちらもウイスキーの香りを楽しむ飲み方になっています。ウィスキーはアルコール分20%程度が、最もバランスのよい香りがでるとされていますので、水でウイスキーの濃度を2倍に薄める、という意味で使われています。
ウイスキーをグラスの中にお好みの量まで注いでもらって、そのあとにウイスキーと同量の常温ウォーターを注ぎます。グラスを軽く揺らし、氷は入れずに立ち上るウイスキーの香りを楽しみます。
おすすめはハイボール
ウイスキーブームを巻き起こした、ハイボールでの飲み方も忘れてはいけませんね。
グラスに氷をたっぷり入れて、ウイスキーを適量注いでかき混ぜます。
ウイスキー1に対してソーダを3~4の割合で注ぎ、この時かき混ぜすぎると泡が立って炭酸が逃げてしまいますので、マドラーで1回だけ混ぜるようにします。
ハイボールは、キレと爽快感が味わえる飲み方ですので、炭酸を逃がさないようにするのがコツです。
ウイスキーが初めての方は、さらにレモンの皮で香りをつけると爽快感が増し、飲みやすくなります。
ソーダの代わりに、ジンジャーエールや梅ソーダなどの炭酸で作るとシュワっと爽やかな口当たりが楽しめると思います。
その他の飲み方としては、アルコールが高く割負けしないのでロックもおすすめです。
フロムザバレルに似ているウイスキー
定価で購入することが中々難しくなってきている「ニッカ フロム・ザ・バレル」ですが、著者的にフロム・ザ・バレルに似ていると感じるウイスキーをご紹介します。
キリンウイスキー陸
キリン陸は、キリン富士御殿場蒸留所の多彩な原酒を主体に、一部海外原酒を使用して造られたブレンデッドウイスキーです。ほのかな甘い香り、澄んだ口あたりが特徴的。ハイボールで飲むのがおすすめ。
キリンウイスキー陸の評価は?味と価格とおすすめの飲み方を紹介
ジェムソン ブラック・バレル
ジェムソン ブラック・バレルは、アイリッシュウィスキーであるジェムソンから2016年に発売されたボトルです。3回蒸留によるなめらかさと、チャーリングを2度行った黒焦げの樽、“ブラック・バレル”による熟成で生まれる芳醇で複雑な味わいが特徴的です。おすすめの飲み方はストレート!焦がした樽材の力強い香りやバニラの甘く豊かな味わいが感じられます。
まとめ
フロムザバレル、いかがでしたでしょうか?
こんなに高品質で低価格なウイスキーはありませんし、今後益々ウイスキーが品薄になっていくことを考えるともしかしたらフロムザバレルも高騰し、ゆくゆくは終売になってしまうかもしれません。
まだ試されてない方はぜひ一度お試しあれ♪