オールドプルトニーとは?味わいやおすすめの飲み方と種類を紹介!

名前も見た目も存在感バッチリのオールドプルトニー。ひょうたんのようなかわいらしいボトルの形状に胸キュンです。

というわけで、今回はシングルモルトウイスキーのオールドプルトニーです。オールドプルトニーの味わいやおすすめの飲み方と種類を紹介します。

この記事を読んだあなたは、オールドプルトニーに魅かれること間違いなし!最後までぜひお読みください。

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オールドプルトニーはどんなウイスキー?

オールドプルトニーは、スコットランドの北ハイランド地方のプルトニー蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。

ちなみに、蒸溜所名は「プルトニー」ですが、シングルモルトのブランド名として「オールドプルトニー」という名前が用いられています。

プルトニー蒸溜所は1826年に創業、スコットランド本島の北端にあり、かつてはニシン漁が盛んで有名だった港町ウイックにあります。当時は、漁業が町の産業の中心ではありましたが、ウイスキーの生産も町づくりの推進の一貫だったそうです。

オールドプルトニーのボトルやBOXのデザインは、そんな港町の漁業のイメージが踏襲されています。

プルトニー蒸溜所は、創業から1世紀を経て様々な会社に買収されました。そしてその間に多くのウイスキー蒸溜所が経験したように、プルトニー蒸溜所も禁酒運動の影響を受けます。

 

ニシン漁は活気を失い廃れ、ウイスキーの生産も停止してしまいましたが、1947年に禁酒条例が廃止されて1951年にプルトニー蒸溜所は再稼働しました。禁酒法が施行されてから29年後のことでした。

 

プルトニー蒸溜所が転機となったのは、禁酒条例が撤廃されてから50周年の1997年、当時オーナーであったインバーハウス社が「オールドプルトニー12年」をリリースしたことです。塩気を感じさせる海のモルトというブランドを確立させたのです。

 

海のモルトはオールドプルトニーの特徴となりましたが、オールドプルトニーといえばもう一つ、ボトルの形状にも特徴があります。

 

個性的なボトルの形状は、プルトニー蒸溜所で使われているポットスチルの形がモチーフとなっており、そのかわいらしいポットスチルは観光名所として人気になっているそうです。

それでは次は、オールドプルトニーの香りや味わいについてみていきます。

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オールドプルトニーの香りや味わい

オールドプルトニーは、力強い酒質でありながら繊細な柔らかさもあり、独特の潮の香りとオイリーさをもっています。

 

プルトニー蒸溜所が位置するのは、スコットランド本島の北端の港町、港から230mほどのところです。海辺の貯蔵庫で、日々海からの強い潮風を受けて熟成されることで、海風のような爽快な潮の香りが引き立つウイスキーとなります。

 

オールドプルトニーは以前、イギリスのワイン雑誌「デキャンター」で、「海岸にあるウイスキー蒸溜所で造られたウイスキーは本当に潮っぽいのか?」という論争でも取り上げられたことがあるそうです。

 

実際に飲んだ人のレビューを見てみると「余韻に潮っぽさを感じる」という感想が多く見受けられるので、潮の風味はオールドプルトニーの香りと味わいの特徴と言えるでしょう。

 

また、ボトルのモチーフにもなっている、プルトニー蒸溜所の個性的な形をしたポットスチルですが、偶然にもオールドプルトニーの軽やかでありながらボディのある酒質を生み出しました。

 

ちなみに、ポットスチルが個性的な形状となったのは、納品になってからポットスチルの先端が高すぎて建物に入らないという事態になり、スワンネックを途中で切り無理やりラインアームを繋げることになったからです。

 

海辺で造り出される潮の風味と、うっかりした出来事から生み出された、オールドプルトニーのウイスキー。次はおすすめの飲み方を紹介します。

オールドプルトニーおすすめの飲み方

オールドプルトニーのおすすめの飲み方は、ストレート・ロック・ハイボールです。

 

ストレートで飲むと、甘くフルーティーで華やかな香りがして、甘い味わいと香りが口の中に広がります。余韻にはほんのり潮の風味、オイリーな飲み心地が楽しめます。

 

ロックで時間をかけて飲むと、氷がゆっくりと溶けて徐々に加水されるので、変化を楽しむことができます。甘みのなかに微かに草のような香りと、潮っぽさが感じられます。

 

ハイボールにすると、ライトでオイリーなボディがより軽快に楽しむことができます。さっぱりとした飲み心地でありながら、オイリー感が残るので余韻が長く楽しめます。

 

飲み方によっていろいろな味わいが楽しめるのが、ウイスキーの魅力です。三者三様の飲み方をぜひ試してみてくださいね。それでは次は、オールドプルトニーの種類を紹介します。

オールドプルトニーの種類

オールドプルトニーは種類が多く、いろいろな年代の物がありますが、こちらでは厳選した5種類を紹介します。

オールドプルトニー12年

オールドプルトニー12年は、厳選されたバーボン樽(セカンドフィルアメリカンオーク)にて熟成された、プルトニー蒸溜所のスタンダードボトルであり代表作ともいえる一本です。

 

ワームタブ式冷却器など、今では珍しい伝統的な製法で造られ、国際品評会でもゴールドメダルを受賞した最高水準のウイスキーです。

 

青リンゴやシトラス、クリーミーなバニラの香り。口あたりはオイリーでフルボディな味わい。よく熟れた果実とフレッシュなスパイスのハーモニーに、余韻はかすかな塩味を感じます。

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オールドプルトニーハダート

ノンエイジでプルトニー初のピーティーなウイスキー。プルトニー蒸溜所のあるハダート通りから名前がつけられました。

 

セカンドフィルアメリカンオークバーボン樽で熟成させた後に、ピーティーウイスキーを入れていたバーボン樽でフィニッシュして造られます。

 

芳醇なウッドスモークにハチミツ、青リンゴとクリーミーなバニラや焦げたトフィーの香り。味わいは、スパイスやバニラの風味がウッドスモークとピートのバランスをとり、余韻には塩キャラメルのようなフレーバーを連想させます。

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オールドプルトニー15年

セカンドフィルアメリカンオークのバーボン樽で熟成後に、ファーストフィルスパニッシュオークのオロロソ樽にてさらに追熟させました。

 

熟れたリンゴやシトラス、ハチミツやクリーミーなバニラの甘い香りにスパイスやチョコレートの風味。円熟味のあるスパイシーな甘みと潮の爽やかな香りが見事に調和していて、

12年よりもボディに厚みがあり、よりリッチに仕上がっています。

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オールドプルトニー18年

セカンドフィルのバーボン樽で熟成させた後に、ファーストフィルスパニッシュオークのオロロソ樽で追熟させたボトルです。2020年度「サンフランシスコ・ワールド・ウイスキー・コンペティション」において金賞を受賞しました。

 

濃厚で温かみがあり、チョコレートとクリーミーなバニラの香りに、リッチなハチミツの

甘さをスパイスが和らげて、花のようなフルーティーさからシトラスとアップルの爽やかさに変化していきます。

 

潮の風味は控えめでプルトニーの個性は感じさせませんが、オロロソ(シェリー)の塩梅がよく、スパイシー感が絶妙です。

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オールドプルトニー21年

オールドプルトニー21年は数々の賞を受賞し、世界的なウイスキー評論家、ジム・マレー氏が97.5ptという高得点をつけました。

 

穏やかでドライな香りにオリーブの塩気と甘いバニラ、やや海藻っぽいピート香のなかに、レモンやシトラスの爽やかでフルーティーな香り。

 

口当たりはクリーミーで粘性があり、ほどよい熟成感にボディは厚く、余韻は長くて華やかで潮の感じが心地よく残ります。

残念ながら21年はすでに終売していますが、まだネットで買うこともできますので、気になる人は今がチャンスです!

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まとめ

オールドプルトニーは、スコットランドの北ハイランド地方のプルトニー蒸溜所で造られるシングルモルトウイスキーです。

 

力強い酒質でありながら繊細な柔らかさもあり、独特の潮の香りとオイリーさをもっています。おすすめの飲み方は、ストレート・ロック・ハイボールです。

 

オールドプルトニーは潮の風味と、独特なかわいらしいボトルがなんとも魅力的です。海のモルトオールドプルトニーまだ飲んだことがない人は、ぜひ一度飲んでみてくださいね!

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