今回の特集はウイスキー山桜!!
近年、活気付いている日本のウイスキーの中から東北で唯一の地ウイスキーのご紹介です。
山桜の味や価格、世間の評価についてもリサーチ!!
今では手に入らない山桜のシリーズ銘柄の情報もお送りします。
ということで今回は
- ウイスキー山桜の評価は?
- 山桜とは?
- ウイスキー山桜のシリーズ5銘柄を比較
の内容でお送りします。
ごゆっくりお楽しみくださいね!
それでは気になるウイスキー山桜の評価からまいりましょう!
ウイスキー山桜の評価は?
さて、今回ご紹介するウイスキー山桜ですがどんなウイスキーなのか世間の評価が気になるところですね。
いろんな方の感想を見たり聞いたりしてきましたよ。
「ちょっと甘口でまろやか。美味しい!」
「くせがないので初心者でも飲みやすい」
「ボトルがかっこいい」
「地ウイスキーらしい有名メーカーにはない味わい」
などという意見が聞かれました!
地ウイスキーという言葉を初めて聞く方もいるかもですね。
地ウイスキーとは日本酒でいう地酒と同じで、その土地で少数生産されているウイスキーのことです。
山桜は福島県の地ウイスキー。
ここで山桜について詳しくご説明いたしましょう!
山桜とは?
山桜は福島県郡山市にある笹の川酒造で造られているウイスキーです。
笹の川酒造は1765年からお酒を造っている歴史ある酒造会社で、日本酒をはじめ焼酎、ウイスキー、リキュール類などあらゆる種類のお酒を造っています。
そんな笹の川酒造がウイスキーの製造免許を取得したのは戦後すぐの昭和21年(1946年)のことでした。
その当時は笹の川酒造は山桜酒造という名前だったそうで、ウイスキー山桜はここから名前を取ったものであると思われます。
笹の川酒造のチェリーウイスキーという製品が昭和の地ウイスキーブームでブレイクしたのですが、山桜はそのチェリーウイスキーの上級ラインと位置づけることができるでしょう。
近頃再燃したウイスキーブームにより2015年に発売された山桜に多くの期待が寄せられています。
それでは山桜の味や価格についてご紹介していきましょう。
味と価格
現在レギュラーボトルとして販売されているのは山桜黒ラベルで、700ml入り2,300円ほどでお求めいただけます。
店頭にない場合でもネットでさほど違わない価格で手に入りますよ。
先ほどご紹介した評価の通り、まろやかな口当たりやほのかな甘みで飲みやすいウイスキーに仕上がっています。
凡庸なだけではない個性を感じる酸味、潮気、かすかなピーティーさもありますよ。
そんな山桜ですがどのような飲み方が合うのでしょうか?
おすすめの飲み方
いろいろ試してみましたがハイボールが一番合うのではないかと思います。
最近造られたウイスキーということもあって、流行りのハイボールに合わせて造られたのかもしれません。
ストレートよりもハイボールの方が香りも引き立つように感じられました。
山桜はこれまでレギュラーボトル以外にもいくつかの製品が発売されてきました。
次からは山桜のシリーズ5銘柄を比較していきましょう。
ウイスキー山桜のシリーズ5銘柄を比較
現在も販売されているのは黒ラベルとピュアモルトの2種類だけなのですが、過去に発売された銘柄も合わせてご紹介します。
今ではお目にかかることも難しいボトルもありますよ!
まずはレギュラーの黒ラベルから。
ウイスキー山桜黒ラベル
アルコール度数40度、モルトとグレーンのブレンデッドウイスキーです。
口当たりなめらか、香りもさほど強くないですが加水で柑橘系の香りがきわだってきます。
食中酒としてもいけるので普段飲みにちょうどいい感じですね。
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次はピュアモルトのご紹介です。
山桜ピュアモルト
こちらはオーク樽で熟成させたモルトとシェリー樽熟成モルト、ピーテッドモルトをブレンドしたピュアモルトウイスキーです。
700mlで6,300円ですがネットではもっと安く買えるところもありますよ!
アルコール度数が48度と少し高めで酸味も強めですが、さわやかな香りとほのかな甘みがあり飲みにくくはないです。
ハイボールがおすすめ!すっきりさわやかな飲み口でいくらでも飲めてしまいます。
飲みすぎにご注意!
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次は現在は販売していない山桜55のご紹介。
山桜55
イオンの限定商品として発売された山桜55です。
名前の55というのはアルコール度数のこと、700mlで3,500円ほどで販売されていました。
現在は販売終了していますがネットでは探せばまだ手に入るようです。
高い度数なので刺激は強く感じますが、バニラのような甘みがあり加水でかなり飲みやすくなります。
こちらもハイボールがおすすめですね。
オレンジのような香りと程よい甘みが感じられます。
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次は15年もののご紹介です。
山桜15年
2015年に数量限定で発売されましたが今はもう見ることもなくなった山桜15年です。
アルコール度数43度、700mlで4,000円でした。
樽で15年熟成した後タンクで貯蔵されていて実際は20年以上も経過した原酒を使用し、バーボン樽とワイン樽で仕上げたそうです。
かなり長い時を経た原酒のいい感じに枯れているところにバーボン樽やワイン樽の香り付けを行っているわけですね。
どんな仕上がりになっているのか手に入るものなら試してみたいところですが、なかなか手に入るものではなさそうです。
山桜にはこれより長熟の18年もあったのですよ。
山桜18年
こちらは2018年に限定発売された山桜18年です。
こちらも今はもう手に入らないですね。
アルコール度数47度、700mlで25,000円での発売だったようです。
高くない?15年は4,000円だったよね!?まあ15年は安すぎるとは思いましたが。
19年熟成原酒にシェリー樽で3年間追熟した18年原酒をブレンドしています。
最近こういう追熟したウイスキーが増えてきていろんな香りが楽しめるようになりましたね。
笹の川酒造はいろんな樽で追熟したウイスキーを他にも造っているようですよ。
これまで5つの山桜をご紹介致しましたが、現在販売されているのは黒ラベルとピュアモルトだけなんですね。
まだお試しでない方は是非どうぞ。
それではまとめに入りましょう!
まとめ
さて、笹の川酒造のウイスキー山桜いかがでしたでしょうか?
笹の川酒造は2016年に福島県郡山市の安積(あさか)蒸溜所で本格的にウイスキーの蒸留を始めています。
どんなウイスキーができるのか楽しみですね!
ここで今回の記事のまとめです。
- 山桜とは福島県にある笹の川酒造が造るウイスキーのことである
- 笹の川酒造は1946年からウイスキー造りを始め昭和の地ウイスキーブームにも貢献した
- 山桜はブレンデッドの黒ラベルやピュアモルトの他にも限定品が多数発売されている
- 笹の川酒造の安積蒸溜所では2016年から本格的なウイスキーの蒸留が進められている
以上です。
最近全国に小規模な蒸溜所が次々とオープンしていてジャパニーズウイスキーが活気付いています。
ウイスキーブームをただのブームに終わらせないようみんなでさらに日本のウイスキーを応援していきましょう!!
今回はこれまで。
それではみなさま、ごきげんよう!!