アードベッグの種類8銘柄を比較!味や飲み方についてまとめ

アイラモルトってご存知ですか?

アイラモルトはスコットランドのアイラ島で生産されたシングルモルトウイスキーで、特長は何といってもその個性的なフレーバー。

独自の製法で作られたウイスキーは潮と燻製のスモーキーな香りが漂う個性豊かな風味を生み出し、多くのウイスキーファンを魅了しています。

 

今回はそんなアイラモルトの中から、特にスモーキーで深みのある仕上がりとなっている銘柄、「アードベッグ」をご紹介します。

アードベッグの様々な種類の比較や、おすすめの飲み方など知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

アードベッグの種類8銘柄を比較

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いくつかの種類が発売されているアードベッグ。

今回はその中から、8種類についてご紹介します。

きっとあなたにあう銘柄が見つかるはずですよ。

アードベッグアンオー

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アードベッグの蒸留所がある、アイラ島のマル・オブ・オー(オー岬)という名前の岬ににちなんで名づけられた「アードベッグ アン・オー」。

スパイシーさをもたらすバーボン樽と甘みをもたらすPXシェリー樽、アードベッグ本来の新樽の3つの樽をブレンドさせたこのアイラモルトは、独特のスモーキーにまろやかさな味わいが感じられるのが特徴です。

 

10年やコリーヴレッカンのような強いクセが少ないので、初めてアイラウイスキーを飲む人にお勧めできるアードベッグシリーズですね。

 

アルコール度数は46.6度と少し高めですが、それをあまり感じさせない酸味があります。

 

飲み方はストレート、ロック、ハイボールとどんな飲み方にも合うと思います!

 

値段はスタンダードなアードベッグ10年より少しお高め。

ただ、タイミングによっては安く販売されていることもあるのでチェックしてみてください。

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アードベッググルーヴス

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アードベッググルーヴスは、毎年5~6月に行われるというアードベッグのお祭り「アードベッグデー」で限定発売されるアードベッグで2018年に発表された銘柄です。

“ラブ&ピート(泥炭)”をテーマとして作られたこのアードベッググルーヴスは、木の表面を焦げ付かせたワイン樽で熟成されています。

従来のアードベッグよりも更に強いピートの香りと、様々な香辛料を思わせるスパイシーな香りが特徴。

 

アルコール度数はアードベッグと同じ46度です。

 

気になるお値段ですが、メーカーの希望小売価格は12000円。

しかし、限定数量販売であるため現在はプレミアがついています。

相場は50000円ぐらいでしょうか。

限定商品好きなコレクターの方はチェックしてみてはいかがでしょうか?

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アードベッグコリーヴレッカン

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アードベッグコリーヴレッカンの名前の由来は、アイラ島付近の海峡でできる世界で二番目に大きい渦潮の名前(Corryvreckan)から来ており、その名の通り渦潮のごとく荒々しく力強いスパイシーなアイラモルトとなっています。

アードベッグ10年でもかなりクセのあるウイスキーですが、このコリーヴレッカンはそれを更に上回るキワモノと言っても良いでしょう。

 

強烈なスパイシーさ、ピーティさはまさにハードボイルド。

 

2010年にはワールド・ベスト・シングルモルトウイスキーを受賞しており、アイラモルトファンならぜひ味わって欲しい逸品ですね!

 

おススメの飲み方はストレートとハイボール。

唯一無二のガツンとしたピーティをストレートで味わうのも良し、炭酸でスパイシーな辛口ハイボールを味わってみるのも良しです。

 

価格は9500円となっており、アードベッグ10年のほぼ倍の値段となっていますが、スモーキー通なウイスキーファンは買って損なしだと思いますよ。

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アードベッグ10年

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数ある種類の中でいわゆるスタンダードなタイプがこのアードベッグ10年です。

ここで改めてアードベッグというウイスキーを紹介。

 

「ピート」というアイラ島ならではの泥を使って燻された麦芽は、潮風や海水を焦がしたような独特のスモーキーな香り「ピーティ」のするウイスキーを生み出します。

このアードベッグ10年はまさにその代表格と言ってもいいでしょう。

ヨード薬品を彷彿とさせるような、海藻と潮が燻製されたピーティな香りが強烈に感じられ、ハマるとクセになる個性的な味わいです。

 

度数は46度ですが口当たりは軽く、あまりアルコールのキツさは感じられないドライな印象です。

 

飲み方は、まずストレートでこの強烈なピーティを感じたあと、ロックで味わってみてください。

溶けた氷で徐々に加水され、ビターチョコレートやエスプレッソのようなほろ苦さも感じることができ、とても複雑なフレーバーも楽しめることでしょう。

 

値段はアードベッグシリーズでは最もリーズナブルな価格。

 

アードベッグは「世界で最も偉大な蒸留所」と呼ばれるだけあって世界中のウイスキーファンから絶賛されており、2008年にはシングルモルトウイスキーとして初めての「ワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤー」を獲得しています。

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アードベッグウーガダール

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シェリー酒樽を用いて熟成させたこのウーガダールは、従来のアードベッグに甘さを引き立てたまろやかな味わいが特徴となっています。

名前はアードベッグの仕込水として使われている「ウーガダール湖」から来ており、「暗くて神秘的な場所」を意味するそうですよ。

 

香りは強いピートにどこかレーズンやキャラメルを思わせる甘みや、青リンゴのような爽やかさも感じられます。

口に含むと、アイラモルト独特の薬品のような香りは抑えられており、同等にまろやかな甘みが広がることでしょう。

 

このウーガダールはアン・オーとはまた違った、アイラモルトの初心者にもおすすめできるアードベッグだと言えますね!

 

度数は54度と比較的高めですが、それを感じさせない飲みやすさ。

ハイボールにすると青リンゴのような爽やかさとスパイシーな香りが引き立ち、比較的飲みやすいので個人的におすすめです。

 

価格はスタンダードなアードベッグ10年よりも少しお高めとなっています。

 

2009年にワールド・ウイスキー・オブ・ザ・イヤーを受賞しており、確かな実力を持つウイスキーであることには間違いないですね!

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アードベッグケルピー

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こちらもアードベッグのお祭り「アードベッグデー」において限定発売されたアードベッグで、2017年に発表された銘柄です。

アイラ島海域に住んでいるという伝説の海の精“ケルピー”にちなんで名づけられたアードベッグケルピーは、木の表面を焦げ付かせたワイン樽で熟成されています。

 

口に含むとオイリーな口当たりでピートの香りが強く、ビターチョコレートやバニラ、黒コショウのようなスパイシーも感じられ、複雑で深い味わい。

 

アルコール度数はアードベッグ10年と同じ46度。

 

値段は12000円と限定商品らしく高価となっています。

しかし、グルーヴスと同じく限定数量販売であるため現在価格は高騰しており購入の際は注意が必要です。

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アードベッグガリレオ

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2012年に世界初で行われた宇宙でのウイスキーの熟成実験を記念して作られたのがこのアードベッグガリレオ。

名前の由来は近代天文学の父、ガリレオガリレイにちなんで名づけられたそうです。

 

イタリアのマルサラワイン樽で熟成された原酒に1999年蒸留の様々な原酒をヴァッティングしたその味わいは、従来のアードベッグのピート香に加えて様々なフルーティさを感じられます。

 

アルコール度数は49度と少し高め。

 

このアードベッグガリレオ、2012年当時に限定発売されたものなので現在はかなり入手困難となっています。

 

アードベッグスーパーノヴァ

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アードベッグ史上、最も強くピートが燻されたスモーキーを最大限に味わえるのがこのスーパーノヴァ。

「超新星」という意味の通り、強烈なピーティ、スパイシーさはまさに星の爆発のようなパワフルさを感じられます。

 

2009年、2010年、2014年に限定発売され、2015年にも数量限定で発売されたのですが、わずか1時間52分という恐ろしい速さで完売。

もちろん、現在も在庫切れで入手困難です。

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これまでアードベッグの種類に関してご紹介してきました。

あなた好みの銘柄は見つかったでしょうか?

 

次はアードベッグと他のアイラモルトとどこが違うのかを比較してみました。

アードベッグとラフロイグの比較

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アードベッグの他に有名なアイラモルトといえばラフロイグですよね。

 

ラフロイグは英国のチャールズ皇太子によって英国王室御用達のウイスキーとして認定されています。

ラフロイグもアードベッグ同様ピートを燻して作られるアイラモルトの代表格ですが、この二つの銘柄はどんな違いがあるのでしょうか。

 

そこで、スモーキーさを比較してみると、フェノール値がラフロイグが40~45ppmに対してアードベッグの方が55ppmと高く、アードベッグ方がよりスモーキーだと言えます。

数値が高い方が美味しいというわけではありませんが、スモーキーでもっとクセのあるウイスキーを飲みたい!という方にはアードベッグが良いのかもしれません。

 

また、口当たりも違います。

ラフロイグは非常に飲みごたえがあり、重くてオイリーな印象なのに対し、アードベッグの方が軽やかでドライ。

非常にクセがあるのにどこか爽やかさを感じます。

こちらも好みが分かれるところでしょう。

 

そんなクセの強いアードベッグってどうやって飲めばいいのか気になりませんか?

 

次は私がおすすめするアードベッグの飲み方についてお伝えします!

アードベッグの飲み方

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アードベッグはこれまでお伝えした通り、非常にクセの強いウイスキーです。

スモーキーなウイスキーを飲みなれていない方が、いきなりストレートで飲むのは正直おすすめできません・・・。

 

そこで、アイラモルト初心者はまずハイボールで飲むのが良いでしょう。

炭酸で割ることでアードベッグのピート香のクセが抑えれる反面、心地よいスパイシーさを感じ爽やかな味わいで飲むことができます。

 

慣れてくるとロックで味わうのも格別です。

強烈なスモーク&ピート香が溶けてゆく氷の加水によって様々な香りや味わいに変化するのを楽しめます。

何度も味わううちに、奥に感じる甘みやフルーティを発見してみてはいかがでしょうか。

 

そしてお酒のお供に欲しいのがつまみですよね!

次はアードベッグに合うおつまみをご紹介します!

アードベッグに合うつまみ

アードベッグのようなクセのあるスモーキーなウイスキーには燻製のおつまみがよく合います。

スモークチーズやスモークサーモン、ビーフジャーキー、牡蠣の燻製など。

目には目を、スモーキーにはスモーキー。
口の中が煙たくてたまらないです。(笑)

 

また、カカオ濃度が高いビターチョコもおすすめ。

アードベッグを飲んだ後のほろ苦い余韻とチョコがベストマッチしますよ。

 

最後にこれまでご紹介した内容をまとめたいと思います!

まとめ

いかがでしたか?

以上、アードベッグについてご紹介してきました。

もう一度、簡単にこれまでお伝えしたことをまとめてみますね。

 

アードベッグはピート香が強いアイラモルトの中でも特に個性が強い銘柄です。

そのなかでもアードベッグ10年はシリーズのスタンダードタイプ。

潮風や海水を焦がしたような独特のスモーキーな香りでハマるとクセになりますよ。

 

3種の原酒から作られ、比較的クセが少なくまろやかなのがアードベッグ アン・オー。

アードベッグが初心者にもおすすめの銘柄です。

 

アードベッググルーヴスは毎年行われる「アードベッグデー」の2018年限定モデル。

表面を焦がしたワイン樽で熟成され、従来のアードベッグより更に強いピート香とスパイシーさが特長です。

 

渦潮の名前が由来のアードベッグコリーヴレッカンは荒々しいワイルドなピーティ、スパイシーな味わい。

飲み方は辛口で爽快なハイボールがおすすめです。

 

従来のアードベッグに甘さを引き立てたまろやかな味わいのアードベッグウーガダール。

レーズンやキャラメルを思わせる甘みや、青リンゴのようなさわやかさも感じられます。

 

アードベッグケルピーは「アードベッグデー」の2017年限定モデルです。

オイリーな口当たりでピート香が強く、ビターチョコやバニラなど複雑で深い味わいです。

 

2012年の、宇宙でのウイスキー熟成実験を記念して作られたのがアードベッグガリレオです。

ワイン樽に熟成された原酒と1999年蒸留の様々な原酒をヴァッティングして作られました。

限定商品なので入手困難となっており、販売価格も高騰しています・・・。

 

アードベッグスーパーノヴァも限定商品のひとつで、アードベッグ史上、最もピートが強く燻され、最強のスモーキーを味わえる逸品です。

こちらも限定商品のため、入手が困難となっています。

 

ラフロイグもアイラモルトを代表する人気の銘柄。比較してみると違いは下記のとおりです。

    • アードベッグの方がスモーキー
    • ラフロイグの方が重くてオイリー

アードベッグの飲み方は、初心者はハイボール、慣れてくるとロック、ストレートがおすすめ。

つまみには燻製食品、ビターチョコがよく合います。

 

アードベッグは数あるアイラモルトの中で、かなりクセのある部類です。

正露丸のような香りで最初はキツかった味わいが、何度も飲んでいくうちにクセになってきて、気付けばハマっている、そんな不思議なウイスキーです。

ただ、いきなりストレートで飲むのはさすがに無謀なので(笑)、炭酸や水で薄く割ってから試してみてくださいね。

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