今注目のアイリッシュウイスキーといえば、ティーリングウイスキーですが、まだ飲んだことがない人も多いのではないでしょうか?
そんなあなたのために、ティーリングウイスキーの気になる評価や、味わいなどの特徴とおすすめの飲み方やどんな種類があるのか紹介していきます。
この記事を読み終わったあとには、ティーリングウイスキーに魅了されて思わず買ってしまうことでしょう!ぜひ最後までお読みください。
ティーリングウイスキーの評価は?
ティーリングウイスキーを実際に飲んだ人からは、以下のような感想がみられました。
- アイリッシュウイスキーの概念が変わる
- レベルが高く、これまでスコッチやジャパニーズウイスキーをメインに飲んでいた人はその酒質の違いに驚かされる
- トロピカルでフルーティー!飲みやすい
なかなかの高評価ですね。
ティーリングウイスキーは「カネマラ」で有名なクーリー蒸溜所で造られた原酒(モルト・グレーン)を元に構成されたウイスキーなので、そのクオリティーの高さはお墨付きです。
ティーリングウイスキーは、かつて衰退してしまったアイリッシュウイスキーの復興の立役者であるジョン・ティーリングの息子たちが設立したティーリング蒸溜所で造られていますが、父親のジョン・ティーリングはクーリー蒸溜所の創業者なのです。
ジョン・ティーリングにより、アイリッシュウイスキーの人気が世界的に高まり、クーリー蒸溜所の原酒ストックに不安を感じて自らの蒸溜所を設立することになり、アイルランドの首都であるダブリンにティーリング蒸溜所を設立しました。
ティーリングウイスキーのラベルには、不死鳥が描かれていますが、それはアイリッシュウイスキーの原点を復活させようという意志が込められているのです。
それでは、ティーリングウイスキーの気になる香りや味わいについてみていきます。
ティーリングウイスキーの香りや味わいなど特徴は?
ティーリングウイスキーはライトでクリーミーで飲みやすく、南国系フルーツのトロピカルでフルーティーな味わいと、華やかな香りが特徴です。
ティーリング蒸溜所では、ポットスチルウイスキーとモルトウイスキーの2種類が造られますが、ポットスチルウイスキーはあまり聞き慣れないかもしれませんね。
ポットスチルウイスキーはアイルランドで19世紀初頭に導入された「麦芽税」をきっかけに生まれた、アイリッシュウイスキー独自の伝統的な製法です。
アイリッシュウイスキーにしか存在しない、ポットスチルウイスキーこそがアイリッシュウイスキーの復興の鍵になるとジョン・ティーリングが見出したのですね!
ポットスチルウイスキーは大麦麦芽に未発芽の大麦やオート麦などを加えて造るので、オイリーで穀物感の強い味わいとなります。
そしてポットスチルウイスキーの特徴として、基本的にはピートを使わず単式蒸留器(ポットスチル)で蒸留を3回行うので、スコッチに比べるとライトで軽快な味わいで飲みやすいです。
さてそんなティーリングのウイスキーですが、どんな飲み方がおすすめなのか紹介します。
ティーリングウイスキーのおすすめの飲み方は?
ライトボディで飲みやすいティーリングウイスキーは、ストレートもしくはトワイスアップで飲むのがおすすめです。
ストレートから水を少しずつ加水していくと、香りが徐々に広がっていく変化を楽しめますので、ストレートが飲みづらいという人はもちろんロックでも良いですよ。
そのままの香りと味わいを十分に楽しんだあとには、ハイボールも試してみてください。弾ける炭酸がティーリングウイスキーのトロピカルでフルーティーな華やかな香りと味わいをさらに引き立てます。
それではティーリングウイスキーにはどんな種類があるのか、いくつかあるラインナップの中からおすすめを紹介しますね。
ティーリングウイスキーのおすすめ5選!
おすすめのティーリングウイスキー、こちらの5選を紹介します。
- ティーリング スモールバッチ
- ティーリング シングルグレーン
- ティーリング シングルモルト
- ティーリング シングルポットスティル
- ティーリング ブラックピッツ ピーテッド シングルモルト
ティーリング初心者の方でも、比較的飲みやすくて手の出しやすいお値段のものを選びました。それではそれぞれの種類の特徴をみていきます。
ティーリング スモールバッチ
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こちらはティーリングの定番商品で、フィニッシュにラム樽で熟成させたブレンデッドウイスキーです。
ややオイリーな味わいに、バニラと蜂蜜の甘い香りとシナモンやクローブのスパイシー感が口に広がります。
グレーンのやわらかな味わいと、モルトの甘み、上品なラム酒のような風味を楽しめ、アルコール度数46%・700ml 3,500円〜4,000円ほどで購入できます。
ティーリング シングルグレーン
[itemlink post_id="3321"] ティーリングスモールバッチと並び、こちらも初期からリリースされており、グレーン原酒をカリフォルニアの赤ワイン、カベルネソーヴィニヨン樽で熟成させています。
グレーンのバターシュガーの甘みと、ベリー系のフルーツにほのかにミント系のハーブ感があり、後半には程よいタンニンの渋みが余韻に残り、全体的にスパイシーでドライな味わいです。
アルコール度数46%・700ml 4,500円〜5,000円ほどで購入できます。
ティーリング シングルモルト
[itemlink post_id="2231"] こちらはモルト原酒のみのボトルですが、シェリー・ポート・マデイラ・ホワイトバーガンディ・カベルネソーヴィニヨン、5種類の樽でそれぞれ後熟成させたモルトをブレンドして造られています。
完熟したメロンやイチジクのような香りと、キャラメルやレーズンのような甘い芳醇な味わい、柑橘系のフレッシュな爽やかさとシナモンのスパイシーさが良いアクセントです。
全体的にバランスが良く、ノンエイジとは思えない複雑な風味や余韻が楽しめ、アルコール度数46%・700ml 5,000円〜6,000円ほどで購入できます。
ティーリング シングルポットスティル
[itemlink post_id="3324"] アイリッシュウイスキーの伝統的な製法で造られたウイスキーで、ティーリング蒸溜所で蒸溜した初のウイスキーです。
大麦麦芽50%と未発芽大麦50%をシングルポットスチルで3回蒸留された原酒を、バージンオーク・ワイン・バーボンの3種の樽でそれぞれ熟成させ、ブレンドして造られます。
クリーミーでまろやかな口あたりに、白ブドウや柑橘などの爽やかでフレッシュな風味と、ほのかなトロピカルフルーツの甘み。
ライトでスパイシーな味わいが楽しめ、アルコール度数46%・700ml 6,000円ほどで購入できます。
ティーリング ブラックピッツ ピーテッド シングルモルト
[itemlink post_id="3323"] 2020年にリリースされたピートの効いた、個性的な味わいのウイスキーです。
ブラックピッツは、ティーリング蒸溜所の近くにある地域の名前で、かつてダブリン市内でウイスキー産業が栄えていたときに広大な精麦工場があったエリアです。
ピーテッド・モルトを100%使用し、冷却ろ過をせずに3回蒸留した原酒をバーボン樽とソーテルヌ樽それぞれで熟成させたものをブレンドしてボトリングしています。
フェノール値は約55ppm、スモーキーな味わいにトロピカルフルーツのフルーティーさとオールスパイスのスパイシーな風味が心地よく楽しめ、アルコール度数46%・700ml 6,000円ほどで購入できます。
まとめ
今注目のアイリッシュウイスキー、ティーリングウイスキーについて紹介しました。
ティーリングウイスキーはライトでクリーミーで飲みやすく、南国系フルーツのトロピカルでフルーティーな味わいと、華やかな香りが特徴です。
ライトボディで飲みやすいティーリングウイスキーは、ストレートもしくはトワイスアップで飲むのをおすすめします。
ティーリングウイスキーをまだ飲んだことがないあなたは、アイリッシュウイスキーの伝統的な製法で造られ、ティーリング蒸溜所で初めて蒸溜された「ティーリング シングルポットスティル」をまず飲んでみてくださいね。
ティーリングウイスキーがあなたの定番のウイスキーとなりますように。