カフェモルトとカフェグレーンについて触れる前に大前提としてお話すべきことがありまして。
カフェとは何か?
それは、人の名前です!笑
決して優雅なティータイムに飲むお酒という意味ではないのでご注意ください!笑
カフェとは世界最古の連続式蒸留器を作ったイーニアス・コフィーさんの名前から来たCoffey式蒸留器にちなんだ名前なのです。
この開発を機に、蒸留酒の量産が可能になり世界に広まったありがたき品物でございまして、ニッカさんは今なおその蒸留器を用いてお酒造りをしているのです。
そんなニッカのカフェシリーズ。
果たしてどんな味わいなのか。
そしてそれぞれの違いはどのようなものなのか。
気になりますよね?
今回はそれぞれを飲み比べしてみました!
まずはカフェモルトとカフェグレーンの違いから触れて行きたいと思います!
ニッカカフェモルトとカフェグレーンの違いは?
カフェモルトとカフェグレーンの違いは一つ。
ベースとなる原材料の違いです。
モルトはよく見るシングルモルトなどと同じく大麦の麦芽のこと、グレーンはトウモロコシや小麦、麦芽などを原材料に用いています。
ニッカのモルトウイスキー宮城峡や余市とカフェモルトの違いは、前者は単式蒸留器にて2回の蒸留をするのに対し、カフェモルトはカフェ式蒸留器にて一度に連続蒸留をすることが大きな違いと言えます。
続いては、それぞれの商品について触れて行きたいと思います!
ニッカカフェモルト
ニッカの宮城峡蒸溜所にあるカフェ式蒸留器にて作られるカフェモルト。
果たしてどのような味なのでしょうか。
味は?
まず風味はアルコール感はありますが、甘いキャラメルのような風味です。
最初に飲んだ時の感覚で言えばバナナ味のガムのような味わいです笑
後から少し木のような香り。
余韻は短く、ライトでキャラメルと南国フルーツのような甘さがあります。
アイルランドの上質なウイスキーに近いような味わいで、少しオイリーというか粘り気があるようにも感じます。
シングルモルトのように個性が強調された感覚はなく、全体的に丸くて柔らかい味わいですねー。
なんとも独特。
価格は?
そして気になるお値段ですがざっくり¥5,000ちょっとと言ったところ。
んー、なんとも言えないお値段です笑
普段飲みには最高な味わいなんですが、まぁ普段飲みならこちらがベースになったオールモルトやモルトクラブなんかがリーズナブルでオススメかもしれません^ ^
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おすすめの飲み方は?
色々試して飲んでみましたが、すーっと綺麗な味わいですから、オンザロックや水割りなんかが良いかもしれませんね!
ストレートで飲むとほのかに感じるアルコール感は、加水するとモルトの甘さが強くなり飲みやすくなるように感じます^ ^
こうして甘味を感じる状態にしてチビチビと飲めば、例えばカカオやバニラ風味の葉巻なんかとゆっくりと夜を楽しめるように思えます。
続いてはカフェグレーンについて、カフェモルトとの味わいの違いなんかを意識しながらレビューしていきたいと思います!
ニッカカフェグレーン
カフェグレーンは先程触れたようにグレーン、穀物のウイスキーです。
原材料の違いだけでそんなに味に違いが出るんでしょうか?!
早速飲んで行きたいと思います!
味は?
これは、香りからして全然違いますね。
カフェグレーンの方がアルコールの刺激が強く、甘味が少ないように感じます。
エステリーといいますか、青リンゴのような爽やかな香りがします。バーボンに少し似てるかな?
味わいとしてはキャラメルのような甘さと、焦がしたとうきびやバニラのような味わい。
余韻は短く、少し酸味を感じるように思えます。
個人的にはカフェモルトの方が好みです!笑
価格は?
そして気になるお値段ですが、大体カフェモルトと同じくらいなのです。
飲み比べしてみると面白いですが、いきなり両方買うのはお財布に優しくないので笑
どちらも置いてるバーなんかで試してみてからの方がオススメかもしれません。
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おすすめの飲み方は?
そしてオススメの飲み方なんですが、個人的にはビビッと来るのがありました!
これはハイボールです!笑
ほのかに感じた酸が炭酸と混じり合うと心地良く、スイスイ行けちゃいます。
グレーンウイスキーは基本的にブレンデッドウィスキーのブレンドベースに使われることが多いですし、個人的にはシングルモルトよりブレンデッドの方がソーダには合う気がしていましたが、そう言った部分に由来するのかもしれません。
ちなみにハイボールだけで言うならば、カフェグレーンの方が好みでした!
是非お試しください笑
さてさて、続いてニッカの他のカフェシリーズについても触れて行きたいと思います!
その他のニッカカフェシリーズ
ニッカのカフェシリーズには他に、カフェジン、カフェウォッカがあります!
それはカフェグレーンやカフェモルトを作る際の熟成前の原液がベースになったものです!
個人的な主観ですが、味わいなど触れて行きたいと思います^ ^
ニッカカフェウォッカ
カフェウォッカはまんま、熟成前のカフェグレーンとカフェモルトのブレンドです。
最後に香りと、味わいを増すために白樺炭による濾過によって完成されるそうです。
ウォッカと言うと無味無臭のアルコール感だけのものが多いのですが、こちらはすごい肉厚な甘さ、華やかさがありますね!
柑橘との相性がとても良いように思えたので、ブルドッグやスクリュードライバー、ウォッカリッキーなんかにするのもオススメです!
お値段はカフェモルトなどからすると少しお安くなってますので、プレミアムウォッカとしてはお手頃でオススメしたい一本です。
友人は冷やしてストレートで、ロシア人のような飲み方をオススメしておりました笑
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ニッカカフェジン
続いてカフェジンはカフェ蒸留液にジンのベースとなるジュニパーベリーをはじめとするスパイス類に国産の和柑橘やスパイス。
柚子とか甘夏、かぼすや山椒などを添加して作られているそうです。
しかし一番の特徴はリンゴですね。ニッカとは縁の深いリンゴですが、リンゴを使ったジンはちょっと記憶にないですねぇ。
そして味わいですが、このジンとにかく肉厚です!凄い!そして肉厚なのに爽やか!アルコール感のトゲトゲしさがありません!
ジントニックやリッキーはもちろん、マティーニなどジンを主体にしたカクテルなんかも良さそうです^ ^
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お値段はカフェウォッカと同じでして、これはジン好きな方は是非飲んでみるべき商品のように思えますー!
それでは長くなったのでまとめ入ります!
まとめ
これまで紹介したシリーズを軽くおさらいします。
カフェモルト
- キャラメルや南国フルーツの甘味
- 余韻は短めでアイリッシュウイスキーに似てる
- 水割りやオンザロックがオススメ
カフェグレーン
- カフェモルトに比べると甘さ控えめ
- 余韻は短く、バーボンに少し似てる
- ハイボールがええです!私は!笑
カフェウォッカ
- 肉厚でフルーティ
- とても華やか
- 柑橘と好相性
カフェジン
- 爽やかな和柑橘の風味
- 肉厚で爽やか
- 色んなカクテルで試したい逸品
こんな感じですかねー。
最後になりましたが、カフェ式蒸留器は最早世界中にニッカにしか残っていません。
古き良き伝統を大事にする、ニッカだからこその味わいが垣間見えますねぇ。
そんな貴重な原酒を飲める、本当に良い時代になったものです。しみじみ。
気になった方はぜひ色々飲み比べてみてくださいねー!