先日、奇跡的に予約が取れたので、念願の山崎蒸溜所見学ツアーに参加してきました!
やっほーい♪
90年もの歴史を誇るジャパニーズシングルモルトウイスキーの元祖、山崎はどのように作られているのか。
サントリー創業者の鳥井信吾氏が、周囲の反対を押し切ってこの地に工場を構えた背景には、どんな思いと情熱が込められていたのか。
たっぷりと臨場感を味わうことができました!
そしてもちろん、
- 非売品の原酒
- 蒸溜所限定ウイスキー
- 超熟シリーズ(山崎25年、白州25年、響30年)
なども、たっぷり試飲してきましたよー!
工場見学の内容から、お土産ショップ、有料試飲コーナー、寄り道したい周辺のおすすめランチや観光スポットまでガッツリとまとめました。
見学ツアーを検討している場合はぜひご参考にしてみてくださいー!
山崎蒸溜所見学ツアーに参加してみた!
まずは蒸溜所のアクセスや予約の仕方、ツアーの内容と感想、試飲などについてご紹介していきます!
アクセスと営業時間
場所は、京都にあるJR山崎駅、または阪急大山崎駅から、徒歩約10分くらいの場所にあります。
京都駅から約15分くらい、大阪駅からも約30分ほどなので、アクセスはかなりいいですね!
遠くからお越しの場合も、京都か大阪に宿泊がベストかと思います。
関西地方の観光ついでに立ち寄ることもできますね!
営業時間は10:00〜16:45(最終入場は16:30)
休業日は定休はなく、工場の臨時休業時のみです。
ツアーの予約について
予約は、サントリー山崎の公式ホームページから予約が可能ですが・・・
これが困ったことに、なかなか予約ができないんですね〜、、
公式ホームページから3ヶ月先まで予約が可能になっていますが、このように大抵は予約が埋まり切っています。
ただ、ちょくちょく見ていると、かろうじて予約が空く場合がありますので、根気強く見に行ってみてください。
ツアーのプランは、1人1,000円のプランと2,000円のプランがあり、どちらも工場見学も試飲もできて、若干内容が違うだけです。
山崎はもちろん、非売品の原酒まで試飲できるのでメチャお得です。
ちなみに、山崎蒸溜所は入場するだけでも予約が必要です。
ふら〜っと立ち寄って試飲だけ・・・
とかはできませんのでご注意を!
予約は無料のプランも用意されており、こちらは無料の展示コーナーと有料試飲コーナーだけが楽しめるプランになっています。
有料試飲コーナーだけを楽しみたい場合はそちらで予約を。
常連さんで試飲を目当てに何度も通っている人もいるようですよ。
さて、いよいよお次は蒸溜所の工場見学の内容についてご紹介していきます!
工場見学の内容
まず、入り口の受付所でツアー料金を支払い、このような入館証をもらいます。
ツアーの時間までは、展示コーナーやおみやげショップに先に立ち寄ることができます。
せっかくなので、ツアー開始の30分〜1時間くらい前には到着して、先に堪能しておくと良いですよ!
ツアーが終わってから時間が無くなってしまってはもったいないですからね〜
ただし、トラブル防止のためにツアー前の飲酒は禁止とされているので、有料試飲コーナーはツアーが終わってから楽しみましょう〜
時間の5分前までに集合場所へ移動し、ツアーコンダクターさんと他の参加者さんと一緒に工場見学スタートです!
私が参加した回は、だいたい20人くらいのグループでしたね!
コンダクターさんに詳しい説明を受けながら、実際に工場の中に足を運び、ウイスキーが製造される工程を見学して行きます。
(ちなみに、見学は写真撮影OK!動画はNGです)
まずは、原材料となる大麦と山崎の名水から麦汁を作りだします。
ちなみにこの山崎という土地は昔から水が美味しいことで有名で、茶道で有名な千利休が茶室を構えていたほどだそうです。
お茶もウイスキーと同じく、良質な水が味を左右しますからね。
この土地を選んで工場が作られているのも、そういった理由からだそうです。
次に、麦汁を発酵させてアルコールを作り出します。
この段階ではまだアルコールは7%程度だそうです。
そして、発酵させた液をポットスチルと呼ばれる蒸溜器で2回蒸溜をして濃縮していきます。
この工程で、アルコール度数を7%から一気に70%ほどまで濃縮していくそうです。
次にいよいよ熟成させる工程です。
いろいろな種類、年代の樽が並べられている様は圧巻ですね!
いや〜感慨深いです。
山崎は、メインで使うホワイトオーク樽以外にも、ワイン樽(フランスでワインを熟成させていた樽)や、バーボン樽(アメリカでバーボンを熟成させていた樽)など、様々な樽を使って原酒を熟成させています。
そうして、実に数百種類にも及ぶ原酒を製造し、それらをブレンダーがブレンドすることで、山崎や響といった銘柄になっていくわけですね!
一通り製造工程の見学が終わったら、いよいよお待ちかねの試飲タイムです!
原酒の試飲
今回の見学ツアーでは、3種類の試飲が用意されていました。
ここではなんと、山崎を構成するブレンド前の原酒(もちろん非売品)を味わうことができます!
- ホワイトオーク樽原酒
- ワイン樽原酒
- シングルモルトウイスキー山崎(完成品)
コンダクターさんから、ウイスキーを試飲する際のポイントなどを教わりながら、実際に味わっていきます。
ホワイトオーク樽原酒は、色は無色透明に近く、香りもまだ山崎のそれとは全く別物です。
ワイン樽原酒はワインが熟成されていた樽で熟成しているのでほのかに赤茶色。
味も、山崎の個性的な独特の香りに近いものが感じられましたね!
美味しいハイボールの作り方講座
次に、コンダクターさんから、美味しいハイボールの作り方もレクチャーを受けました。
プロ直伝の作り方で、山崎の名水で作ったかち割り氷、山崎の天然水で作ったソーダを使って、極上のハイボールをいただきます。
ん〜〜ノンエイジ山崎ではありますが、贅沢ですね!
試飲とはいえ、山崎グラス1杯分くらいは楽しめて、ご丁寧におつまみも用意してくれています。笑
[itemlink post_id="1401"] [itemlink post_id="1503"]
感想
合計80分の見学ツアーでしたが、貴重な原酒の試飲もできて、あっという間でした!
コンダクターさんが丁寧に解説をしてくれるので、ウイスキーにあまり詳しくなくてもOK!
通の人しか来るなー!みたいな雰囲気ではまったく無いので、お友達や恋人、家族で遊びに来ても十分に楽しめますよ!
ツアーが終わったら、お土産ショップでのお買い物と有料試飲コーナーに立ち寄ることもお忘れなく!
山崎蒸溜所ショップでお土産
見学ツアーが終わったら忘れてはいけないのが、お土産ショップでのお買い物ですね!
ちなみに、お土産ショップはツアー参加前でも買い物OKです!
ですので、早めに来て立ち寄るのもありですね。
ここで悲報を一つ・・・。
おみやげショップで蒸溜所限定ウイスキーや山崎、響などのウイスキーが買える!と思っている人が多いようですが・・・
私が行った時は1本も売っていませんでした(泣)
現在は本家の蒸溜所ですらなかなか在庫が入ってこないようで、年代ものはおろかノンエイジ商品でも、ほぼほぼ入荷していないと思ったほうがいいようです。
(たまに少量入荷されるらしいですが、すぐに完売するそうです・・)
代わりになぜかグレンフィディックやボウモア、バランタインなどの海外ウイスキーは定価で販売されていました。。
ただ、コースターやグラスなど、おしゃれな山崎グッズはたくさん売っているので、そちらはお土産にも最適ですね!
お次は、山崎蒸溜所最大の目玉、有料試飲コーナーを堪能です!
有料の試飲コーナーで超熟シリーズを堪能!
ここでは、様々なサントリーウイスキーの銘柄を試飲できます。
(いちおう、海外の定番銘柄ウイスキーもあります)
一杯あたり15mlなので、だいたいバーで飲む1杯の3分の1くらいの量ですね。
なので、たくさんの種類を試すことができます。
目玉はなんと言っても、なかなかお目にかかることのできない超熟シリーズ!!
試飲できるラインナップと価格をガッツリメモってきたのでご紹介します。
試飲できる銘柄
まずおすすめが、こちらの体感セット!
超長期熟成ウイスキー体感セットなら、山崎18年、白州18年、響21年が楽しめちゃいます!
ちなみに、もしボトルで買うとしたら今はコレくらいの価格です・・
なかなか手が出ませんね^^;
↓
[itemlink post_id="1418"] [itemlink post_id="1428"] [itemlink post_id="1457"]
通の方には、構成原酒体験セットもおすすめ!
非売品なので間違いなくここでしか飲めないです。
他にも、単品でいろいろな種類の銘柄が試飲できます。
山崎蒸溜所限定ウイスキー
せっかくなので、山崎蒸留所限定シングルモルトと、めずらしい白州シングルグレーンウイスキー、それに山崎ピーテッドを堪能してみました。
山崎蒸留所限定シングルモルトは色も薄めで、少々アルコールがツンとくるまだ若いウイスキーですが、美味しいです。
お土産で持って帰れたら良いんですけどねぇ〜
こちらはいちおうネットでも買えます。
[itemlink post_id="1510"]白州グレーンウイスキーはバーボン樽を使用しているらしく、私の知っている白州とはまったく別物で、上質なバーボンという感じでしたね。
山崎ピーテッドはそのまんまピートが効いた山崎という感じ。
ラフロイグやボウモアといったアイラモルト系ほどガツンとしたピートではないですが、芳醇な香りが良いですね!
この2つは蒸留所限定ではありませんが、一部のBarなどだけで提供されている飲食店限定ウイスキーのようです。
山崎25年、白州25年、響30年を試飲してみた!
せっかくなので、試飲できる最もスペシャルな超熟シリーズ、山崎25年、白州25年、響30年を試飲してみました!
実に、試飲で約1万円!
もしもボトルで購入したら、現在の価格で総額150万円くらいです・・。
どれもノンエイジとはくらべものにならないくらい濃厚な香りで、それでいてアルコールの臭みが一切消えているので口当たりがマイルドです。
特に響30年は複雑な香りのバランスが完璧というか、まさにジャパニーズウイスキーの完成形ではないでしょうか。
しかし高い!(泣)
ですが、もはやなかなかお目にかかることすらできない1品なので、余裕があればぜひとも一度味わってみていただいたいですね。
[itemlink post_id="1419"] [itemlink post_id="1429"] [itemlink post_id="1458"]
それでは最後に、山崎蒸溜所見学に来た際に寄り道できる、周辺のおすすめスポットもご紹介しておきます。
周辺のおすすめランチと観光スポット
レストランタガミ
山崎蒸溜所見学の前のランチ、または遅い時間の予約なら、終わった後のディナーはぜひともここをオススメしたいです!
山崎駅から徒歩5分ほどのところにある、素材にこだわったイタリアンレストラン。
こじんまりとしたかわいらしい個人経営のお店です。
私、実はイタリアンもかなり大好きでいろいろ巡っているのですが、ここはかなりお気に入りのお店です。
パスタランチは、前菜、パスタ、デザート、ドリンクつきで1,590円。
他にも、平日のランチコースで1,980円。
土日限定のスペシャルコースで2,350円。
と、リーズナブルですがクオリティは高いです。
(↑画像はパスタランチ)
テレビ、雑誌にも何度も取材されている人気店ですので、あらかじめ予約をお忘れなく!
飛び入りだと入れない可能性大です。
hermit green cafe 京都・大山崎店
こちらも山崎駅から徒歩5〜6分ほどのところにある、ウッド調のおしゃれなカフェ。
山崎蒸溜所見学後の一休みに最適です。
クレープなどのスイーツも充実。
離宮八幡宮
山崎駅からとほ3分くらいのところにあるパワースポット。
同じく京都にある石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)の元社にあたる神社で、特に必勝祈願のご利益があるとされています。
山崎に早く着いたら、お参りに寄っておくのもいいかもです。
それでは、最後にもう一度要点をまとめておきますね!
まとめ
アクセスと営業時間
- 場所は京都のJR山崎駅、阪急大山崎駅から徒歩10分
- 営業時間は10:00〜16:45(最終入場は16:30)
予約の仕方
- 見学ツアーの予約はサントリー山崎公式ホームページから。
- 3ヶ月先まで予約がいっぱいなので、要チェック!
- 試飲つきの有料コース(1,000円or2,000円)がおすすめ
工場見学
- コンダクターさんと一緒に工場の中を見学
- ウイスキー作りの工程を見て聞いて学べる
お土産ショップ
- 山崎蒸溜所限定グッズ(コースターなど)が買える
- 残念ながら現在は蒸溜所限定ウイスキーはほぼ完売している
試飲
- 見学ツアーの最後に構成原酒の試飲ができる
- 見学ツアー後に有料試飲コーナーでは多数の銘柄が試飲できる
- 蒸溜所限定ウイスキーや構成原酒、貴重な超熟シリーズも試飲できるのでお得
周辺のスポット
- ランチorディナーには、レストランタガミさんがおすすめ!
- カフェで一休憩ならhermit green cafe 京都・大山崎店さん
- 近くのパワースポット離宮八幡宮でパワーチャージもあり
こんな感じですね!
山崎蒸溜所見学ツアーは「ウイスキー通しか来るな!」みたいな感じの雰囲気は一切なく、ウイスキーのことを1から丁寧に教えてくれるので初心者さんでもぜんぜんOKです。
白州蒸溜所や余市蒸溜所と違ってアクセスもかなり良いので、関西地方の旅行の際や、デート、家族でおでかけなどでもおすすめです。
機会があったら、ぜひ一度足を運んでみてくださいね〜
きっと、ウイスキーがもっと好きになりますよ^^